ウンシュウミカン
ミカン科 ミカン属
古名 中島蜜柑、 李夫人橘、 タネナシミカン 唐蜜柑、温州橘 
 学名 Citrus unshiu Marcov.
 異名 C. reticulata Blanco ‘Satuma’、 英名 Satuma mandarin, Satuma orenge, Unshiu orenge,

ウンシュウミカン(温州みかん)は常緑の低木または小高木。枝には殆ど刺はない。葉は卵状楕円形で先端
が尖り全縁、翼葉は殆ど見られない。花は頂生か腋生で殆どが単生する。花芽の分化期は12〜3月とされ
ているそうである。開花期は5月上旬〜6月上旬。萼片や花弁は5個。花弁は白色、雄蕊は20数個あるが、
花粉は殆どは退化してすくないそうである。雌蕊は1個で太く雄蕊より長く突出していて、結構目立つ。子房
は8〜12室あり果実は子房壁が肥大したものだそうである。
ウンシュウミカンは単為結果性なので無核がふつうだそうである。他種と受粉すると、種子が出来るそうであ
るが、育種に際しては交雑実生が育つ割合が少ないそうである。


出典・参考文献
『園芸植物大事典 4』 小学館
『山渓ハンディ図鑑 5 樹に咲く花 』 山と渓谷社



☆花の詩メモ☆

ウンシュウミカンは常緑低木。この近辺でも色々な柑橘系の樹木を目にする。八朔や橙など庭に植えている
お宅が近所にも数件ある。我が家から500メートル程西側に行くと、小さなウンシュウミカン畑が有る。果実
が黄色く色付き始めると、傍に近寄るのに気が引ける。勇気を出して細い農道からカメラを向けた。
葉の様子などの観察は出来ていない。花の時期なら入りたいなぁと思うが、流石に栽培品となると近寄る勇
気が無い
『園芸大事典 4』を見て『ウンシュウミカン』に沢山の品種があるのは驚いた。瀬戸温州という品種
もあるらしい。ミカンは冬のものでは無くなった。極早生のまだ緑色の皮のものでも甘酸っぱくて美味しいもの
がある。また、ハウスミカンなどもあり夏でも食べられる。が、やはり冬場のミカンが一番おいしい。
ウンシュウミカンの皮は薄く剥き易い。冬場の果実として無くてはならない程、何処の家庭でも馴染みである。
この辺りのミカンの中では、瀬戸内海地方の島にある高根(コウネ)町産の『高根ミカン』は、他よりちょっと
高価であるが、最も美味しいし好きである。私の偏見ではない。但し、瀬戸温州か否か品種名は不明である。



*画像転載禁止*



ウンシュウミカン=撮影03・12・13
幹等は然程大きくなかった。若い木に生るミカンの皮は厚いらしい。







(2段)八朔などと違い、葉柄には殆ど大きな翼は見当たらない。
ウンシュウミカン=撮影03・12・13
種別(う)  科別(み) FLORA  HOME Last up date 06・10・30 広島県





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