エボルブルス・ピロサス
ヒルガオ科 エボルブルス属
 別名 アメリカンブルー
 学名 Evolvulus pilosus

エボルブルス属の和名はアサガオガラクサ属というそうである。一年草、多年草、又は低木で100種も含むそうだ。北アメ
リカからアルゼンチンに分布。旧世界の熱帯にも2種が分布。蔓性にはならず、花序は腋生か頂生する。

エボルブルス・ピロサスは通称アメリカンブルー。北アメリカ原産。高さは20センチほどと株は小さい。匍匐型で絹糸状の毛
があり、葉も1センチ程と小さいが花径1〜2センチ、ビロード状の白毛の葉をもち、中央が白い青色の花をつける。
‘ブルー・デイズ[‘
Blue Daze’]という品種もあるようだ。花期は夏である。

●グロメラツス[E. glomeratus]=ブラジル原産。図鑑などで見る画像ではピロサスと区別がつかない。50センチほどの草
  本、又は低木となるそうだ。匍匐性で茎の先端は上向く。倒披針形から卵状楕円形の1〜3センチの葉をつける。花径
  は1〜1・5センチの明るい青色の花をつけるそうである。花期は夏。


出典・参考文献
●『 山渓カラー名鑑 園芸植物』 山と渓谷社



☆花の詩メモ☆

エボルブルス・ピロサスは非耐寒性多年草らしい。この近辺のお宅では露地植えされている。NET検索で得た情報であるが、
ピロサスもグロメラツスもアメリカンブルーと呼ばれるそうである。何れにしても、此方の別名のほうが馴染みである。
花色も濃いブルーから水色まであるそうだ。今までは鉢植えは良く見かけていた。露地植えされたものは見掛けた事が無か
ったが、すぐ近所の農家のお宅でフェイジュアが植えてあり、その株もとに植えられていた。今でも生えている。良く似たエボ
ルブルス・グロメラツス[ E. glomeratus ] と言う品種との違いが、なかなか把握出来ない。
コンボルブルス・サバティウス=流通名ブルーカーペットという草本もよく似ている。


ところで『園芸植物大事典』に掲載が無い。ヒルガオ科の検索を見ても載っていない。以前は別の属で種名も違っていたのだ
ろうか・・・・。



*画像転載禁止*



エボルブルス・ピロサス=撮影04・7・18






(2段)濃いブルー。花径は2センチほど。
花弁基部の斑紋。蘂や葯も白色。
エボルブルス・ピロサス=撮影04・7・18

(3段)葉は、1センチ程度と小さい。
エボルブルス・ピロサス=撮影04・7・18

(4段)茎は紫褐色。茎や葉裏には白い絹毛が密生している。
エボルブルス・ピロサス=撮影04・7・18

(5段)葉縁が白い縁に見えるのは、この絹毛によるもの。

エボルブルス・ピロサス=04・7・18
種別(え)  科別(ひ) FLORA  HOME Last update 06・10・30 広島県





Copyright (c) 2006 hananouta All Rights Reserved