オカタイトゴメ
ベンケイソウ科 キリンソウ属
別名 ヒメコマツ 
 学名 Sedum oryzifolium Makino var. pumilum H.Ohba

オカタイトゴメは、道端や空き地や家のまわりに固まって生えるそうである。茎は4〜8センチ程、葉は長さ約3ミリ、幅1・5ミリ程で
長楕円形で密に互生している。葉先は円頭、断面は半円形らしい。辺縁には微細な突起があるそうだ。花期は6〜7月頃に黄色
の花径8ミリ程の花を咲かせる。葯は黄色、花茎の中心部に咲く花は5数性で、2番目以降の花は4数性らしい。花弁は広披針形
で長さは4ミリ程と小さい。雄蕊は花弁より短い。オカタイトゴメは園芸種として扱われ、イエロークイーン[
cv. Yellow Queen] 
と呼ばれているそうだ。耐寒性もあり耐暑性、耐乾ともに強く生育旺盛で、四季折々に色が変化するそうである。グランドカバーを
はじめ庭園等に利用されているそうだ。
●タイトゴメ[var.oryzifolium]の茎は高さ5〜12センチ。葉は互生し円柱状の長楕円形で長さは3〜7ミリ。花期は6〜8月。海
  岩場に生えるとある。岸
●ヒメコマツ[f. pumilum H. ohba ]の原産地は不明らしいが、タイトゴメの矮性型と推定され鉢植え等に利用されるそうだ。



出典・参考文献
●『神奈川県植物誌 2001 』神奈川県立生命の星・地球博物館
●『園芸植物大事典 3 』 小学館



☆花の詩メモ☆

オカタイトゴメによく似たタイトゴメ
は、海岸の岩場などに生えるのに対して、オカタイトゴメは市街地や道端などに生えるそうである。
通りがかりのお宅では、コンクリートのガレージの雨どいの際に固まって生えていた。知人宅では庭に草が生えるのを防ぐために、
砂利を敷き詰めているが、其の中に生えていた。何れも植えた事は無いと言われていたが、何かについて来たのだろうか。タイト
ゴメかと思っていたが、葉は円柱状でも長楕円形でもないので、オカタイトゴメと同定しなおした。オカタイトゴメの葉縁には、微細
な突起があるのが特徴らしいので、撮影した画像を拡大してみたが、有る様な無い様な確認できない。当時は特徴について全く知
らないまま撮影しているので、特徴らしきものを捉えていない。葉の互生についても詳しく調べていない・・・・。小さい葉が密集して
いる事は確かである。07年はじっくりと調べてみるつもりでいる。近所の知人宅では、そこらじゅうに生えて来て困っているそうだ。
其の後如何したかを確かめてはいない。



*画像転載禁止*



オカタイトゴメ=04・6・10







(2段)花は7〜8ミリで黄色。花弁は披針形。萼も肉厚。
オカタイトゴメ=04・6・10

(3段)葉は互生するそうだが、密集しており判り難い。
葉は花から見ても可也小さい。

オカタイトゴメ=04・6・10

(4段)葉は5ミリもない超小型である。
葉縁に微細な突起があるそうだが、判り難い。
オカタイトゴメ=04・6・10






(5段)知人宅の庭にて、砂利の間に生えている。
オカタイトゴメ=04・5・30
種別(お)  科別(へ) FLORA  HOME Last up date 07・3・30 広島県




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