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トダシバは極普通に生えているが、総を観ただけではまるで別種に見える物があり、極めて異変に富んだ多型の多年草らしい。 鱗片に覆われた長い地下茎があるそうだ。稈は堅くて直立し高さは50〜120センチになる。葉身は平らで15〜40センチ幅5 〜15ミリ。花序は枝がはっきりとした小枝を出すものや、ウスゲトダシバの様な物もあるらしい。 小穂は披針形で長さは3・5〜 4・5ミリ。暗紫色帯びているものが多い。2小花からなり、下の小花は雄性で上の小花は両性である。雄性小花の護頴は紙質 で5脈があり、膜質で透明な内頴とともに雄蕊3個を抱いている。両性小花の護頴は膜質半透明で5脈があり、先端は短い芒に なる事もあるそうだ。内頴は護頴とほぼ同じ長さで2竜骨があり、葯は暗紫色をしている。果実は熟すと小穂ごと落下するそうだ。 トダシバは、下記の様に毛の多少だけで分ける見解もあるが、これら広義では全てトダシバで、区別する必要ないそうである。 ●ケトダシバ[var. hirta ]= 葉鞘、葉面、稈の節などに硬い毛を密生するもの。 ●ウスゲトダシバ[var. ciliata (Thunb.) Koidz]=小枝が短く総のように密着して見える。葉面の縁以外は無毛に近く、葉鞘は 無毛か極まばらに毛があるもの。 ●オニトダシバ[ var. hondana Koidz.]=小穂に剛毛があるもの。 ●シロトダシバ[var. glauca (Koidz) Honda]=全体に白色帯びるが花序が目立って白色帯びるもの。シロバレンシバともいう。 また多毛品、少毛品の毛を詳細に規定して、それぞれ亜種として扱っている学者もあるそうである。 出典・参考文献 ●『神奈川県植物誌 2001』 神奈川県立生命の星・地球博物館 ●『日本イネ科植物図譜』 平凡社 ☆花の詩メモ☆ 03・9・16 近くの田んぼの畦道にある、細い農業用水路に生えていた。初見の際には、イヌビエとすっかり混同していた。花柄が長いのと、 同じ場所から2個の小穂が出ているのが気になっていたが、詳細な撮影をしておらずなかなか判らなかった。しかもその後、見 つけられなかった。当初撮影したものは、葉も茎も葉鞘や節全てについて、全く観察が出来ていない為、毛の量等は不明である。 05・10・6 朝8時半の頃、山越えしてまず最初に何かありそうな池の近くを探索した。株元は土手の陰で薄暗い。しかも朝露で濡れている。 プレビューで見るには、茎や毛の様子は抜群に写せたと思ったが、パソコンに入れて見ると何て事は無い。ピンボケも相当であ る・・・・。葉鞘や節は毛が多く白っぽく見える。稈や葉の両面にも毛があるのも肉眼で充分観察出来るほどだった。 07・3・17 やっと、トダシバのサイトの再チェックと、最終仕上げの段まで辿り着けた。撮影して3年半、それでも保存している画像を選択し ていると、先ほどの出来事の様に思い描ける。 |
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![]() 花の咲いている時期 (2段)小穂は3〜4ミリで、紫褐色帯びている。 演じ色のブラシ状のものは柱頭。褐色帯びた葯も見える。 ![]() (3段)花の開花が終わった時期 ![]() (4段)さほど紫帯びてはいない小穂。普通芒は無い。 ![]() (5段左)小穂より短い第一苞頴が見えている。 花序の軸にも短毛がある。 (5段右)第一苞頴は3脈があり、小穂の下部をぐるり巻いている。 第二苞頴には緑色の5脈がある。 ![]() (6段)左側は葉。両面毛が密生している。 右側の丸い稈2本にも長い開出する毛が密生している。 ![]() (7段)稈の部分や葉の毛が良く見える。 葉鞘の基部は特に毛が密生している。 ![]() (8段)節は膨れている様だが、毛も密生している。 ![]() |
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