ホテイアオイ
ミズアオイ科 ホテイアオイ属
別名 ホテイウキクサ 
学名 Eichhornia crassipes
ホテイアオイは熱帯アメリカ原産の浮水性多年草。
ホテイソウとも言われる。英名ではウオーター・ヒヤシンス。

葉柄が大きく膨らんでいるのを、七福神の布袋様の大きなお腹に見たてたものらしい。
大きく膨らんだ葉柄は、浮き袋の役目をする。
花の基部は合着して筒型。花被片6個。内花被片3個の内上側の1個は大きく、
青色の中に黄色の斑紋がある。外花被片は内花被片より細い。
花茎は20センチ前後立ち上がり、見栄えが良い。
一日で花序全てが開花し、翌日には花柄ごと曲がり、そのまま水没して終わるそうだ。

雄蘂は6個、内3個は長く3個は短かく、花糸には腺毛が有るそうだが、巧く撮影でき
ていない・・・・。

葉は卵円形で艶があり厚みも有る。



風のある日に出掛けて見ると面白い。池の端に吹き寄せられて盛り上がっている。こ
の様子を見ると、根を地に付けていない事が良く判かる。と言っても、其の光景を見た
時は、水路に流されて無くなったのかな?と思っていたが、日を改めて出掛けて見ると、
何時もの様に池を覆うっていた。遅まきながら、浮水性である事を理解したが、あの端
から、どの様にして元に戻ったのかと思ったり・・・・・。

06・7・8
知人が大きな鉢に、卵ではなく赤ん坊を生むと言うめだかを飼っている。其の鉢に入れ
てあった株を引っ張ると、太いランナーで数株が繋がっていた。
ひっくり返して根っこを見ると、水中では黒く見えたが、水面から出してみると綺麗な青
紫色をしていた。


07・3・10
03年9月、近辺の小さな池の水面を多い尽くしているのを見た時は、ちょっと感動した。
弊害は考えもしなかったが・・・見事であった。しかし、翌年にはこの池には全く姿を現わ
さなかった。
04年には、そこから100メートル離れた池に大繁殖しているのを見た。以前から繁殖
していたかは判らない。
この池にはヒシ、アカウキクサ、その他の浮き草類も大繁殖をしていた。
ところが、06年以降は、全ての物が姿を現さない。駆除されたのか否かは不明。或いは
この辺り(広島県東部)では、一年草になるのだろうか・・・。


*画像転載禁止*


ホテイアオイ=04・10・15





(2段)薄紫色の花冠 は5センチ程度。
6個の花被片のうち一番上の1個は大きく、
中心に濃い青色其の中に黄色の斑紋がある。
花被片は下部で合着して筒状。
雄蘂は6個。内3個は長く3個は短いが、
この画像からは、長い雄蘂が花被片に落とす影から想像できる・・・・。

ホテイアオイ=03・9・13

(3段)まだ蕾の花序。9個ほどの花がついている。
ホテイアオイ=04・10・15

(4段)丸い浮きの様な部分が見えている。
ホテイアオイ=04・10・15

(5段)農業用溜池を覆い尽くしている。
水面が緑色に見えるのは、アカウキクサ、ウキクサ、アオウキクサなど。
時々、用水路に浮遊している物を見かけていたが
ここから流れていた事を初めて知った。

ホテイアオイ=04・10・15





(6段)根生葉は叢生する。葉柄が膨れて丸くなっている。
中が多胞質となって膨らみ、浮き袋の役目をする。

ホテイアオイ=06・7・8

(7段)根っこの部分は、青紫色で神秘的な色をしている。
水中では黒く見える。

ホテイアオイ=06・7・8

(8段)緑色の茎のように見えるのは
水中を這うランナーと思える。

ホテイアオイ=06・7・8
(ほ)  FLORA  HOME Last up date 07・3・10 06・7・8



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