フサアカシア
マメ科 アカシア属
 別名 ミモザ
学名 Acasia dealbata
フサアカシアはオーストラリア南東部及びタスマニア原産の常緑高木。

花は黄色の房の様な丸い球形の花を、総状花序につける。
葉は2回偶数羽状複葉。羽片は10〜20対。羽片には更に小さな腺形の
小葉が沢山付く。羽片の付く葉軸には丸い腺体がある。葉の表裏には短毛
があり銀葉にみえる。
果実は豆果。熟すと莢は茶褐色になり、扁平で大きいものは幅1センチ長さ
は10センチほどになる。



ミモザと呼んで親しんでいるこの花。毎日通う道路端で、大木になった木本が、
あちこちで見られる。目立たなかった木も、花が開き始めると遠くからでも黄色
の華やかさが目に入ってくる。
往来の激しい高架橋から、良く見える場所に、4〜5本の木が生えているが、
車を止めて、その花を見る事は出来ないし、あっという間に通り過ぎてしまう。
ツボミが開くと途端にその枝は、華やかな黄色に変身して行く様は、激しい往
来とは言え、運転者の目を楽しませて呉れる。花は良い物です。



花を良く見ると、長く突き出たものが見えるのは雌しべ。ひとつの花は、小さな
ツボミの様な物が20個ぐらい固まっている。夫々が開くと沢山のオシベで丸い
花の様に見える。
花はギンヨウアカシアと酷似しているが、葉は確実に違いが判る。


*画像転載禁止*


フサアカシア=06・4・16





(2段)小さな球形の花を総状花序につける。
フサアカシア=06・4・16

(3段)2週間前の状態。
蕾を見ると、集合花というのがよくわかる。

フサアカシア=06・3・31

(4段)集合花。小さな花は花弁が5個。
長い花柱が1個。黄色の葯をつけた雄蘂は多数。
これらが全部咲くと丸い球形になる。

フサアカシア=06・3・31

(5段)満開状態。丸い房のようである。
フサアカシア=06・4・16

(6段)5月の頃には茶褐色になり、括れた豆果がぶら下がっている。
花からは想像も出来ない果実である。
フサアカシア=05・5・16




(7段)葉は2回偶数羽状複葉。画像の葉は奇数になって見える・・・・。
羽片に付く小葉の長さは5〜6ミリ。

フサアカシア=04・3・3

(8段)羽片に付く小葉の裏面。短毛が密生し銀葉に見える。
フサアカシア=04・2・21

(9段)表側羽片の付け根の葉軸には、丸い腺体がある。
フサアカシア=04・3・3

(10段)樹皮は緑色帯びた灰色をしている。
フサアカシア=04・2・21
(ふ)  FLORA  HOME Last up date 07・3・29 06・4・16


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