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フサアカシアはオーストラリア南東部及びタスマニア原産の常緑高木。 花は黄色の房の様な丸い球形の花を、総状花序につける。 葉は2回偶数羽状複葉。羽片は10〜20対。羽片には更に小さな腺形の 小葉が沢山付く。羽片の付く葉軸には丸い腺体がある。葉の表裏には短毛 があり銀葉にみえる。 果実は豆果。熟すと莢は茶褐色になり、扁平で大きいものは幅1センチ長さ は10センチほどになる。 ミモザと呼んで親しんでいるこの花。毎日通う道路端で、大木になった木本が、 あちこちで見られる。目立たなかった木も、花が開き始めると遠くからでも黄色 の華やかさが目に入ってくる。 往来の激しい高架橋から、良く見える場所に、4〜5本の木が生えているが、 車を止めて、その花を見る事は出来ないし、あっという間に通り過ぎてしまう。 ツボミが開くと途端にその枝は、華やかな黄色に変身して行く様は、激しい往 来とは言え、運転者の目を楽しませて呉れる。花は良い物です。 花を良く見ると、長く突き出たものが見えるのは雌しべ。ひとつの花は、小さな ツボミの様な物が20個ぐらい固まっている。夫々が開くと沢山のオシベで丸い 花の様に見える。 花はギンヨウアカシアと酷似しているが、葉は確実に違いが判る。 |
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(2段)小さな球形の花を総状花序につける。 (3段)2週間前の状態。 蕾を見ると、集合花というのがよくわかる。 (4段)集合花。小さな花は花弁が5個。 長い花柱が1個。黄色の葯をつけた雄蘂は多数。 これらが全部咲くと丸い球形になる。 (5段)満開状態。丸い房のようである。 (6段)5月の頃には茶褐色になり、括れた豆果がぶら下がっている。 花からは想像も出来ない果実である。 (7段)葉は2回偶数羽状複葉。画像の葉は奇数になって見える・・・・。 羽片に付く小葉の長さは5〜6ミリ。 (8段)羽片に付く小葉の裏面。短毛が密生し銀葉に見える。 (9段)表側羽片の付け根の葉軸には、丸い腺体がある。 (10段)樹皮は緑色帯びた灰色をしている。 |
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