メヒシバ
イネ科 メヒシバ属
別名 メシバ 
学名 Digitaria adscendens 
メヒシバは一年草。

少しでも空き地が有ると、直ぐに進入している。放射状に総を出す花序。総の片側
のみに、長短の有る柄の有る小穂が互生する。小穂には極短い毛があるものと無
い物が混じるようだ。
明らかに長い毛ものは、クシゲメヒシバと言うが、同一固体の中で連続するものもあ
る。

小穂は披針形で先が尖っている。花序の総軸は、緑に縁取られた縞模様でくねり、
縁に歯があり触るとざらつく。稈の下部は地を這い発根する。やわらかい場所に生
えている稈を掴んで引き抜くと、結構心地よく抜ける。
一株抜いただけでも、辺りが一気に空いて見える程、基部の稈は広がっている。



町内の土手には至る所に生えている。草丈も1メートル近くになっているものもあり、
放射状に広がった総は、30センチにもなっているものがある。中には花序そのもの
が鞘の中で大きくなり過ぎたのか、くねくねと曲がっているものまで有る。

この辺りでは、クシゲメヒシバと同じぐらい生えている。アキメヒシバは然程見かけ
る事が無いが、アキメヒシバの小穂は、丸くて小さく沢山密についているので見分
けやすい。


*画像転載禁止*


メヒシバ=04・9・20





(2段)総は2〜3段に輪生するものもあり、放射状に広がる。
この固体は細い総を6個出している。

メヒシバ=04・10・13

(3段)小穂の縁には、極短い毛が有る。
時にはクシゲメヒシバの様な小穂が混じっていることが有る。

メヒシバ=04・7・24

(4段)葯を出し終えている雄蘂と、紅色のブラシ状に見える柱頭。
メヒシバ=04・7・24

(5段)小穂は披針形で長い柄のあるものと
短い柄の物とが対についている。

メヒシバ=04・7・24

(6段)総の軸はうねっている。縁には微鋸歯があり
撫ぜてみるとざらつく。

メヒシバ=04・7・24

(7段)葉鞘には長い毛がある。
メヒシバ=04・9・21

(8段)褐色帯びた葉舌もみえている。
メヒシバ=04・9・21
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