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メヒシバは一年草。 少しでも空き地が有ると、直ぐに進入している。放射状に総を出す花序。総の片側 のみに、長短の有る柄の有る小穂が互生する。小穂には極短い毛があるものと無 い物が混じるようだ。 明らかに長い毛ものは、クシゲメヒシバと言うが、同一固体の中で連続するものもあ る。 小穂は披針形で先が尖っている。花序の総軸は、緑に縁取られた縞模様でくねり、 縁に歯があり触るとざらつく。稈の下部は地を這い発根する。やわらかい場所に生 えている稈を掴んで引き抜くと、結構心地よく抜ける。 一株抜いただけでも、辺りが一気に空いて見える程、基部の稈は広がっている。 町内の土手には至る所に生えている。草丈も1メートル近くになっているものもあり、 放射状に広がった総は、30センチにもなっているものがある。中には花序そのもの が鞘の中で大きくなり過ぎたのか、くねくねと曲がっているものまで有る。 この辺りでは、クシゲメヒシバと同じぐらい生えている。アキメヒシバは然程見かけ る事が無いが、アキメヒシバの小穂は、丸くて小さく沢山密についているので見分 けやすい。 |
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(2段)総は2〜3段に輪生するものもあり、放射状に広がる。 この固体は細い総を6個出している。 (3段)小穂の縁には、極短い毛が有る。 時にはクシゲメヒシバの様な小穂が混じっていることが有る。 (4段)葯を出し終えている雄蘂と、紅色のブラシ状に見える柱頭。 (5段)小穂は披針形で長い柄のあるものと 短い柄の物とが対についている。 (6段)総の軸はうねっている。縁には微鋸歯があり 撫ぜてみるとざらつく。 (7段)葉鞘には長い毛がある。 (8段)褐色帯びた葉舌もみえている。 |
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