ビオラ・ソロリア 
スミレ科 スミレ属
 
学名 Viola sororia cv.  
ビオラ・ソロリアは多年草。北アメリカ原産の外来種。

香りは無く、花も大振りで3センチ前後ある。側弁にはひげが密生しているものが多い。
距は太く短くずんぐりむっくりしているのも特徴。パピリオナケアと呼ばれている青色の
花や、バイカラーで花弁内側が紫色のプリケアナがある。

地下茎は太く横に伸びる。葉は表面は艶があり円心形で先端は尖る。花期が終わると
7〜8センチにもなり見紛う。また、花の無い時期に見る葉では、区別がつかない・・・。
園芸種には、白色のスノー・プリンセス、吹きかけのフレックルス等がある。ご近所でも
彼方此方で見かける。


『野に咲く花 山渓』では、青一色のソロリアはパピリオナケアとして掲載されているが、
『日本のスミレ 山渓』では、パピリオナケアやプリケアナと呼ばれていた品種も、近年
の研究ではソロリアに含まれるとされているとある。


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≪1≫ ビオラ・ソロリア‘プリケアナ’

       学名 V. sororia cv. Priceana

ビオラ・ソロリア‘プリケアナ’=04・4・18

(2段) 側弁にはひげが密生し柱頭が見えない。
ビオラ・ソロリア‘プリケアナ’=04・4・17

(3段)距は紫帯び、太く短い。
萼片の基部にある付属物は全縁のようだ。

ビオラ・ソロリア‘プリケアナ’=04・4・17

(4段)葉は円心形で先端は尖る。表面は艶がある。
ビオラ・ソロリア‘プリケアナ’=04・4・17



≪2≫ ビオラ・ソロリア ‘フレックルス’

      学名 V. sororia cv. Fleckles

ビオラ・ソロリア‘フレックルス’=04・4・20

(2段)距は有るのか無いのかと思えるほど、共通して短い。
萼片の基部にある付属体は全縁のようだ。

萼片にも紫褐色の斑点がある。
ビオラ・ソロリア‘フレックルス’=04・4・5

(3段)葉は円心形で先端は尖る。表面は艶がある。
これらは、花期の葉である。

ビオラ・ソロリア‘フレックルス’=04・4・20



≪3≫ ビオラ・ソロリア‘スノー・プリンセス’

       学名 V. sororia cv. Snow Princess

ビオラ・ソロリア‘スノー・プリンセス’=04・4・14

(2段)距は緑色帯び太く短い。萼片の付属体は全縁。
ビオラ・ソロリア‘スノー・プリンセス’=04・4・11

(3段)葉表。艶の有る葉は円心形で先端は尖る。
この葉は花期の葉。

ビオラ・ソロリア‘スノー・プリンセス’=04・4・11

(4段)葉裏。目立つ毛は見えないが、葉柄には白い毛がある。
ビオラ・ソロリア‘スノー・プリンセス’=04・4・14
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