サンゴミズキ
ミズキ科 ミズキ属
 
学名 Cornus alba var. sibirica
サンゴミズキはアジア東北部原産の落葉低木。

散形花序に白い花を付ける。
白い4弁花。雄蘂は4個。雌蕊は1個で、雌蕊の基部が大きく膨らんでいる。
葉もハナミズキのように大きい。葉の裏は白く脈が目立つ。冬になると紅色
に紅葉し落葉する。
落葉する頃から、幹の紅色が一段と華やかに目立つ。赤い木肌と白い皮目
がとてもよく目立っていた。樹皮が華やかな紅色になる特性が有るそうだ。

白い実も特徴がある。一側面とヘソの方から見ると、楕円型の1センチ程の
真っ白い実。一側面から見ると円形にも見えるが、扁平で楕円の実である。
実が白くなる頃から、枝先の方から紅くなり始めて来た。



樹高もメートル以上には成らないらしく、花や実を楽しむより紅い幹を楽しむ。
お正月の生け花用に、松竹梅、南天などと一緒に売っている。
縁起物として使われるようだ。
本種はシラタマミズキ(シロミノミズキ) 学名 C. alba の変種。


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サンゴミズキ=04・4・22



花や果実の様子

(1段)花は5〜6ミリ。散形花序につく。
花弁は4個。雌蘂は1個基部が膨れている。雄蘂は4個。

サンゴミズキ=04・4・22

(2段)萼筒は白い伏せた毛が密生している。子房は膨らんでいる。
サンゴミズキ=04・6・7

(3段)果実は核果。扁球形をしている。熟すと乳白色になる。
サンゴミズキ=04・6・7




茎の様子

(1段)1月下旬。真っ赤になった木肌が綺麗である。
サンゴミズキ=04・4・21

(2段)華やかな紅色帯びた樹肌。皮目が目立つ。
サンゴミズキ=05・3・19



葉の様子

(1段)葉は対生。葉柄は長く紅色帯びている。
瑞々しい緑の幹や葉。葉は両面毛がある。

サンゴミズキ=04・6・30

(2段)葉表。葉身は大きいものは8センチ前後ある。
長楕円形〜広楕円形で先端は尖る。基部は円形。
葉縁は全縁らしいが、波打つものが多いと感じる。
側脈は5〜6対。

サンゴミズキ=04・6・30

(3段)葉裏は毛があり白っぽい。
サンゴミズキ=04・4・22

(4段左)葉表の毛。
(4段右)葉裏には長い軟毛がある。

サンゴミズキ=04・4・22

(5段)紅色に紅葉した葉。葉裏の白っぽさが目立つ。
サンゴミズキ=03・12・4
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