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クワクサは畑や庭、草地に生える一年草。茎は直立しよく分枝する草本で雌雄同株。高さは30〜80センチになる。茎には細かい短毛があ り、茎は暗紫色を帯びているものが多い。日本には1種あるそうだ。 葉は互生し、托葉葉葉柄の両側にあるが早落性。長い葉柄があり基部 は切型、葉先は尖っている。葉縁には丸みのある鋸歯がある。葉の両面に毛がある。葉裏が紫帯びているものが多い。花は小さな雄花と雌 花の混じった集散花序を葉柄の際に付ける。花はとっても小さく雌雄花共に花被は4裂している。雌花の花柱は糸状で紅紫色。雄花は雄蕊 が4個ある。花糸は蕾の時は内側に曲がっている。花被片は宿存して痩果を包んでいる。果実や種子に関しては観察が出来ていないが、痩 果は3稜型で大きさは1ミリ程度らしい。 出典・参考文献 ●『原色日本植物図鑑 草本編U 離弁花類』 北村四郎・田村源共著 保育社 ●『神奈川県植物誌 2001』 神奈川県立生命の星・地球博物館 ●『日本の野生植物 U 草本 離弁花類』 平凡社 ☆花の詩メモ☆ 初めてクワクサを見たのは、近所の畑の中。それまで全く知らなかった。小さな1センチ程の玉が付いている様に見えた。珍しい草だと本気で 思っていた。しかし、一度目にすると、そこかしこで目に付く珍しい植物どころか、ありふれた植物だったのだ。何も知らない内は何を見ても感 動する。当初は其の連続だった。草丈は、20センチ程度のものから50センチ前後有る物をよく見かける。其処かしこで目に付く植物である。 07・9・16 クワクサを03年に初めて観察して以来、4年ぶりにじっくりと観察してみることにした。雌花の開花はまだ観察した事がないが、蕾んだ花被片 の間から赤い花柱が覗いているのが判った。花序の様子は、カジノキの雄花などに良く似ている。クワクサとカジノキの幼木が土手に沢山入り 混じって生えている。葉の様子は柔らかいが質感もよく似ており、茎を手折ってみるとこれ又皮が千切れないで長く剥ける様子も似ていると感じ た。葉の裏面には、腺点の様なものが疎らにあるが、所有する図鑑には記載がない。ルーペで見ても裏面の毛以上に結構目立つ。 |
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![]() (2段)集散花序は1センチ程度、互生する各葉腋についている。 雄花と雌花が混じっている。 ![]() (3段)花序の詳細。 雄蕊は4本あり蕾の時は内側に曲がっているのが判る。 その為に花糸には細かい横しわがあるが、この画像からは分かり難い。 紫帯びた雌花の花柱は子房の側面に角の様に飛び出ているのが見える。 残念ながら、詳しい観察は出来ていない・・・・。 ![]() (4段)茎は穏やかな稜が有るように見える。 この個体は特に暗紫色帯びている。茎には短毛が密生している。 ![]() (5段)皮を剥いてみると、カジノキ等の様に 千切れないで長く剥ける。 ![]()
(1段)クワクサと幼木のカジノキが入り混じって生えていた。 葉は柔らかいが、見た目の質感がよく似ている。 ![]() (2段)葉は広卵型で葉身は7〜8センチ。 長い葉柄がある。基部は切型。葉先は尖り、葉縁には丸みのある鋸歯が並ぶ。 ![]() (3段)表面には毛がある。主脈の短毛が見える。 ![]() (4段)葉裏は全体に白っぽく見える。長い葉柄が目立つ。 ![]() (5段)葉裏。葉脈は裏面に飛び出ている。 この葉は、全体に白っぽいが紫帯びている。 ![]() (6段)裏面には短毛があり、葉脈上の毛がよくわかる。 ![]() |
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