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シラユキゲシ属は単型属。中国の固有属で山地の樹林下に生えるそうだ。シラユキゲシ1種が知られ、中国原産の園芸植物で多年草。 シラユキゲシの特徴は根茎があり植物体に紅黄色の汁液を含んでいるため、茎は赤味帯び、折ると紅黄色の汁が出る。花茎は高さ20 〜40センチ。葉はすべて根生し赤み帯びた長い葉柄がある。葉身は心形〜腎心形で先端は急尖頭で10センチ前後。葉縁は波打つ。 5〜7個の掌状脈がある。葉柄は10〜30センチ。花期は4〜6月頃。花は少数をまばらに集散花序につける。花は白色で4弁花。葯 は黄色。早落性の萼片が2個ある。雄蕊は多数。子房上位で花柱は2裂し果実は刮ハ。属名はギリシャ語のheoos=朝、東方の意味と mekon=ケシに由来し自生地とケシに似ていることに因むそうである。 出典・参考図書 ● 『神奈川県植物誌 2001』 神奈川県立生命の星・地球の博物館 ● 『園芸植物大事典 3 』 小学館 ☆花の詩・メモ☆ 我が家にもシラユキゲシがある。カメラ行脚を始めたころ見ず知らずの花好きの人に一株頂いたのだ。今では50センチ X 3メートル の一角を占領している。我が家の庭では冬でも緑色をした葉が多くある。暖かいせいだろうかそれとも常緑の草本なのか?ここまで蔓 延ると意外に奇麗ではあるが、鉢栽培にする方が無難だったなぁと今後悔している。 |
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(2段)白色の花弁は4個。雄蕊は多数。画像の葯は弾けた後。 花柱は先が2裂している。子房上位。 (3段左)萼は2個で早落性。開花同時ぐらいに落ちる。 (3段右)赤味帯びた茎を切ってみると紅黄色の汁液が出る。 (4段)蕾の様子。脈が良く目立つ萼片は2こ。 (5段)葉表。葉は10センチ前後の急尖頭。 心臓形で掌状脈がある。葉縁は波型鋸歯がある。 (6段)葉裏。葉縁の波型鋸歯の先端に歯牙がある。 (7段)赤み帯びた葉柄が長く根生する。葉柄は10〜30センチ。 (8段)根茎の様子。ワサビの様にこぶこぶである。 |
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