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シャガは、根茎が横に這い走出枝を出す多年草。本州、四国、九州に分布。古く中国から渡来し多と考えられるそ うである。人里に近い林床や林縁に野生化しているそうだ。 葉は常緑で光沢があり長さ30〜60センチ、幅2〜3センチ。形状は剣形で基部は扇状。茎は高さ30〜70センチ、 茎の上部で分枝して各枝に一日花が次々と咲く。外花被片の中央には紫色と黄色の斑紋があり鶏冠状突起があ る。外花被片3個、内花被片3個とも縁は細かく切れ込み平開する。花径は5センチ。開花期は4〜5月。花は淡い 青紫色。内花被片は外花被片よりやや小さく長楕円形。花柱上部の先端がそれぞれ2裂し裂片の先は糸状に切れ 込んでいる。不稔で果実は出来ない。斑入り葉のシャガもあるそうだ。 出典・参考図書 ● 『神奈川県植物誌 2001』 神奈川県立生命の星・地球の博物館 ● 『園芸植物大事典 1』 小学館 ☆花の詩 メモ☆ 我が家にもシャガを植えている。カメラ行脚を始めた03年4月に頂いた物である。それから数年が経過したが、花 壇に地植えしているにも拘らず、株は今もってひょろひょろのままで一向に大きくならない。すぐご近所の農家のお 宅には、シャガの株が1メートルほどの範囲に密生し丈も60センチほどもあるのに・・・・。 |
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(2段)黄色と紫の斑紋のある外花被片。黄色の部分に小さな鶏冠状突起がある。 縁は細かく切れ込んでいる。内花被片は淡い紫帯びた白色で先は 2裂している。縁は細かく裂けている。 中央に立ちあがっている花柱上部の分枝は、先端がそれぞれ2裂し 裂片の先は糸状に切れ込んでいる。 (3段)左に開出しているのは内花被片。先は2裂しているのがわかる。 中央に立っているのが花柱で2裂した先端は糸状になっている。 花柱の手前に淡いクリーム色の細長い雄蕊が見える。 (4段)蕾。茎の上部で沢山分枝して次々開花する。 (5段)葉の大きさと5センチ程の花の大きさがわかる。 |
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種別(し) 科別(あ) FLORA HOME | Last up date 08・8・14 | 広島県 |
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