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カミツレは高さ60センチ内外の一年草。耐寒性がある。開花期は5〜7月。葉は互生し羽状分裂。 頭花は散房花 序につく。総苞片は2〜3列で瓦重ね状。頭花は初めは扁平で、開花が進むにつれて花床が大きく盛り上がり、円 錐形になり舌状花が垂れ下がってくる。舌状花は雌性で白色、10〜20個ある。筒状花は両性で黄色、先は5裂。 筒状花の基部は小さな油腺が多数ある。林檎の香りは乾燥しても生でも香る。痩果は灰白色で水を含むと寒天質 の膜ができるが、カミツレとコシカギク[M. matricarioides ]だけの特徴だそうである。カミツレという和名の由来 は、オランダ語の kamille 。 シカギク属とカミツレ属に分ける見解もあるそうだ。 ●シカギク属[Matricaria]=痩果は円柱状3角形になるもの。 ●カミツレ属[Chamomilla Gray]=痩果は背面が丸く、腹面に3〜5本の縦肋のあるもの。 出典・参考図書 ● 『園芸植物大事典 4 』 小学館 ● 『神奈川県植物誌 2001』 神奈川県立生命の科学 地球博物館 ☆花の詩 メモ☆ 06・4・4 NET情報では、カモミール属 Chamomilla とする考えもあるそうだが、手持ちの図鑑も持っておらず詳細不明。 白い舌状花は1〜1・5センチの大きさ。花芯が盛り上がり、触るとほのかにリンゴの香りがするが、何度も嗅ぐと解 らなくなる・・・・。知人から二株ほど貰って花壇の隅っこに植えた。翌年は、こぼれ種から発芽するのを期待したが、 発芽はしなかった。草丈についても10センチほどでも開花する。残念ながら葉や筒状花の基部の油腺など、詳しく 観察をしていない。知人宅で季節がまた巡って来ればいつでも観察できる、という安直な気持ちでいるので今もって 果たせていない。 09・4・27 『科別』の掲載をするにあたり、『神奈川県植物誌 2001』を調べていて、カモミール属とする見解もあることを理解。 |
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Last up date 06・4・4 | 04・4・12 |
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