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シュンギクは、クリサンテムムの1種で葉を野菜として利用する。原産地は地中海沿岸とも中国とも言われている。 日本では野菜として利用するが、ヨーロッパでは鑑賞用として栽培されるが食用にはしないそうである。 シュンギクの葉は無柄で互生する2回羽状複葉。欠刻の浅いものもある。舌状花は黄色、黄色と白などで、頭花 は径3〜5センチ、1列に並ぶ。果実は3〜4角柱状の痩果、茶褐色〜黒褐色。日本での栽培は日本在来種と中 国大葉品種に大別され、日本在来種には葉の欠刻により、小葉、中葉、大葉に分類されているそうである。 ●小葉品種・・・・葉の欠刻が深く、香りが最も強い。収穫量が低い。 ●中葉品種・・・・全国で栽培。葉の欠刻は中くらいで香りは強い。茎の伸びる立性系統と分枝 の発生の多い株張り系統がある。 ●大葉品種・・・・関西以西で栽培が多い。葉は大形で欠刻が浅い。香りは少ない。 中国大葉品種は西日本で多く栽培され、在来種よりさらに欠刻が浅く丸葉に近いそうで、香りは少なく葉質は柔ら かいそうだ。 出典・参考図書 ● 『園芸植物大事典 2 』 平凡社 ● 『山渓カラー名鑑 園芸植物』 山と渓谷社 ☆花の詩 メモ☆ シュンギクと言えば鍋料理か、すき焼きを連想する。少し薬くさい独特の香りを息子は嫌う。珍しく畑の隅で咲いて いた。一度花が咲くとキクに良く似た花も、綺麗である。スーパーで売っている春菊の種類を、2種類までは判る。 葉の鋸歯が深いものと、鋸歯があまりない幅広で香りの少ない葉のもの。ただし、どの品種であるのかわ流石に 判らない。写真の草本は鋸歯の深いタイプで、おそらく中葉品種の立性系統の様である。草丈は70センチ程度だ った。種子の収穫のために残されているのであろう。 |
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(2段)筒状花。 (3段)総苞の様子。 (4段)葉の切れ込みの様子。スーパーで買う春菊は、 鋸歯が殆どなく葉も大きな大葉品種のものが多い気がする。 |
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種別(し) 科別(き) FLORA HOME | Last up date 08・5・25 | 広島県 |
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