シロタエギク
キク科 サワギク(キオン)属
別名 ダスティーミラー 
学名 Senecio bicolor (Willd.) Tod.
 異名 S. cineraria DC. 、Cineraria bicolor Willd. 、Cineraria maritima L.  英名 dusty-miller

シロタエギクは、開花時になると高さ60センチ、低木状になる耐寒性が強い多年草。茎葉には白色の綿毛が密生
し、葉は羽状に中〜深裂し、裂片は楕円形で先端は鈍頭。頭花は1センチ程度で黄色。茎の頂に散房状につく。
頭花には舌状花、筒状花がある。葉の観賞のために栽培される。時々葉が緑色のものを見かけるが、古い株の葉
の表面は無毛で緑色になるそうである。英名はダスティーミラー。園芸品種には
●‘シルバー・ダスト’[‘Silver Dust’] =基部の葉は卵形浅裂。上部の葉は羽状深裂で更に切れ込む。 
●‘ダイヤモンド’[‘Diamond’] =葉は大きく切り葉にも使う
シロタエギクとして流通する他属のものに
●ヤグルマギク属=[Centaurea cineraria  異名 C. candidissima Lam.]頭花は紅紫で葉はいつまでも銀白色。
●キク属=[Chrysanthemum cinerariifolium (Trevir.)Vis. ‘Silver Lace’]葉は卵状楕円形2回羽状複葉、頭花黄色。


出典・参考図書
● 『園芸植物大事典 3』 小学館
● 『原色園芸植物 改訂版 U 宿根草編 T』 保育社
● 『山渓カラー名鑑 園芸植物』 山と渓谷社
 



☆花の詩 メモ☆


私は黄色の頭花を特別みすぼらしい花とは思わない。枯れる寸前の花ならそうとも思えるかも。褐色のみすぼらし
い花と言えば思い当たる品種がある。シロタエギクではないが、同じシルバーリーフの小さな葉を持つヘリクリサム
・ペティオラレHelichrysum petiolare の花は可也みすぼらしいとは思うが・・・。
NET情報ではシロタエギクと呼ぶもの全てをダスティーミラーと呼ぶとしているサイトもある。その外シロタエギクと
よばれているもので、ヨモギギクTanacetum 属で白い花をつけ、葉はレース状に細かく深裂し銀白色の別名シル
バーレース Tanacetum pcarmiciflorum があるらしい。図鑑とは学名などが異なるが・・・。つまり、Senecio属、
Tanacetum Centaurea属いずれにも灰白色の葉をもったシロタエギクと呼ばれる品種が有るらしい。なかなか
紛らわしい・・・・・。



*画像転載禁止*


● シロタエギク

灰白色の葉は羽状深裂。花は1センチ程度で舌状花は黄色。矮性種に‘シルバーダスト’がある。

シロタエギク=撮影04・5・20






(2段)どのような頭花を咲かせるのか楽しみだった。真っ白の綿帽子をかぶっている。
シロタエギク=撮影04・4・30

(3段)筒状花が飛び出しはじめている。
シロタエギク=撮影04・5・20

(4段)中間より下の葉の様子。古くなると緑色になるそうだ。
このようになると園芸的価値はないと図鑑にはある。

シロタエギク=撮影04・5・20






(5段)別の場所で撮影したもの。確かに奇麗である。
シロタエギク=撮影06・6・3





● シロタエギク‘ダイヤモンド’

灰白色の葉は羽状浅裂。花は1センチ程度で黄色の舌状花。花の観賞価値は無いとは言え
やはり、開花した頭花を見てみたいと思う。残念ながら開花前。

シロタエギク‘ダイヤモンド’=撮影06・6・3

シロタエギク‘ダイヤモンド’=撮影06・6・3

シロタエギク‘ダイヤモンド’=撮影06・6・3
種別(し) 科別(き) FLORA  HOME Last up date 08・6・21 広島県






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