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シナレンギョウは中国原産の落葉低木。高さは2〜3メートルの株立ちになるそうだ。枝は直立、枝の髄ははしご状、 円形の皮目。冬芽は長さ3〜8ミリの卵形で先端は尖り、側芽は予備芽が大きいものが多いそうだ。若い枝は緑色 の4稜形で木化すると褐色で丸みを帯びてくるそうである。雌雄別株らしい。開花期は4月頃。花は前年枝の各節に 1〜6個づつ付き、花弁は反曲ししたり捩れたりし、花は下向きに咲く。強健で多花性。花冠は4裂し直径2・5センチ 程度、裂片は細く5ミリ程度。雌蕊は雄蕊より長いのが特徴。花と葉は同時展開する。葉は対生で葉身は6〜10セ ンチ、幅は1〜3センチ程、長楕円形で先は尖る。葉の中間から先端にかけて鋭い鋸歯があるが、中には全縁のも のもあるそうだ。刮ハは1・5〜1・7センチの三角状広卵形で先は尖り、種子は5ミリで翼はない。 ●チョウセンレンギョウ [ var. koreana Rehd. 、 異名 F. Koreana (Rehd.) Nakai ]は、朝鮮半島原産。葉の鋸 歯が多くやや鋭く、開花はレンギョウより遅い。レンギョウとの間に雑種があり区別し難いそうである。 レンギョウの薬効は、レンギョウ、シナレンギョウの成熟果実を乾燥したものをレンギョウ(Forsythiae Fuructus)と 言うそうである、一般にはレンギョウのもの、シナレンギョウを混入する事もあるそうだ。近年のチョウセンレンギョウ は正品の代用品で、品質は劣るそうである。 出典・参考図書 ● 『山渓ハンディ図鑑 5 樹に咲く花 』 山と渓谷社 ● 『神奈川県植物誌 2001 』神奈川県立生命の星。地球博物館 ● 『園芸植物大事典 5 』 小学館 ☆花の詩 メモ☆ どうやら同定の鍵は雌蕊が雄蕊より長い点の様である。レンギョウについては花弁が幅が広い点で見分けられそう だが、若し雄蕊のほうが長ければ チョウセンレンギョウ ということになる。また枝も弓なりに長く伸びる点で区別で きるらしい。シナレンギョウは枝が直立するそうだ。この近辺にも垣根に植えこんであったり、畑の隅に植えてある。 どれもシナレンギョウの様である。 |
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(2段)黄色い花冠は先が4裂し幅は5ミリ程度。 花径は2・5センチほど。葉と同時に展開する。 (3段)2個ある黄色の短い部分が雄蕊。 緑の部分は柱頭。花柱は雄蕊より長いのが特徴。 (3段)褐色の部分は萼片。 (4段)枝の断面。隋ははしご状になっている。 (5段)葉は花と同時に展開する。 葉身は6〜10センチ程度。幅は1〜3センチ。 長楕円形で先端はとがり中央より先端の葉縁には 鋭い鋸歯があるが全縁のものもある。 表面は光沢があり脈は表面がへこむ。両面無毛。 |
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