シロゴマ
ゴマ科 ゴマ属
 
学名 Sesamum indicum L. 
 異名 S. orientale L.、

ゴマ属は熱帯アフリカ、インドなどに20種が分布するそうだ。
茎は直立し、葉は下部では対生上部では互生か対生状になる。花は腋生。萼は5裂し花冠は2唇形。雄蕊は4個、
花冠からは飛び出ない。果実は刮ハ。

ゴマは種子を食用や食用油の原料に用いる。ゴマの自生地は良くわからないとされている。草丈1メートル前後の
一年草。茎は4稜形で分枝しないようである。葉は長楕円形か披針形、長い葉の付け根に蜜腺があるそうだが、全
く知らなかった。葉柄は葉身の3分の1程はある。花は葉腋に単生か3個が着生する。花色は栽培品種によって白、
桃、紫がある。花冠には紫か黄色の斑点があるそうだが。この部分も全く観察していない。早朝開花する一日花ら
しいが次々開花するのでいつも花が咲いている。受精は開花前に行われる殆ど自家受粉とのこと。子房は4室4房、
4室8房などもあるそうだ。各室に種子は9〜13粒あるそうだが、画像のものは17粒ある。刮ハは円柱形で毛に覆
われている。種子の色は、白、黄色、褐色、黒色がある。日本では600年ごろには栽培され始めたそうである。種
子にはリノール酸、レシチン、ビタミンE、カルシウム、鉄が含まれる。
(ごまかす)(ごまをする)はスリゴマを入れると味が良くなるところからきているともある。


出典・参考図書
● 『園芸植物大事典 2 』 小学館




☆花の詩 メモ☆


この近辺では結構ゴマを植えている農家がある。シロゴマだと農家の人に教えてもらった。淡い桃色の花色である。
白い花を以前見たことがあるが何色の種子なのかは判らない。我が家ではゴマはよく使用する。香りが好きであえ
ものには欠かせない。




*画像転載禁止*



●白ゴマ


シロゴマ=05・7・29






(2段)画像のゴマは白ゴマ。淡い桃色帯びている。全体に毛が多い。披針形の萼片が見える。
画像の花だけ見ると桐の花かと思えるほど似ている。
毛におおわれた茎の4稜も見える。
シロゴマ=05・7・29

(3段)果実。4室4房で毛におおわれている。
シロゴマ=05・8・21

(4段)果実のへこんでいる部分を割ってみた。
一室に17粒前後あるのがわかる。

シロゴマ=05・8・22

(5段)茎は直立し、1メートル前後ある。葉腋に果実ができている。
シロゴマ=05・8・21



●別の畑で見たもの
ただし白ゴマ、黒ゴマ等の品種は不明。


*この畑で撮影していると、栽培している農家の若いご婦人が血相を変えて遣ってこられた。『お宅は何をし
ているのですか?どこの何方ですか?』完全に野菜泥棒と間違われている。私は丁寧に名乗って写真を写
させてもらっていると説明したが、可也怒り心頭という顔つき。参りました。

(1段)真上から見た様子。披針形の葉は整然と並んでいる・・・。
シロゴマ=05・7・21

(2段)上部の生葉は披針形。
シロゴマ=05・7・14

(3段)まだ若い株。葉の様子が全く異なるので別の葉に見える。
シロゴマ=05・7・14
種別(し) 科名(こ) FLORA  HOME Last up date 08・7・27 広島県







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