シナナンテン
メギ科 ナンテン属
 
 学名 Nandina domestica Makino‘Shinananten’

ナンテンの園芸品種は50前後栽培されシナナンテンは、庭木、切り枝用に用いられる園芸品種の一品種。高さは2メートルくらい
になり、小葉はナンテンより小型で丸みを帯び葉柄は細長く切り枝にむく。高さは1.5〜2メートル。果実は赤く熟し、殆ど垂れさが
らない。花材として人気がある。『山渓カラー名鑑 日本の樹木』によると、シナナンテンの学名は[cv. Parvifolia] とある。


出典・参考図書
●『園芸植物大事典 3』 小学館
●『山渓カラー名鑑 日本の樹木』 山と渓谷社




☆花の詩 メモ☆


シナナンテンはナンテンの葉と違い、かなり小さい葉である。お正月の活花には必ずセットされている。ナンテンのように果実も葉も
垂れ下がらないので扱いやすい。我が家にも鬼門方向にナンテンを植えているが、シナナンテンにすれば良かったかなぁ・・・。我が
家のすぐ前の農家の畑の縁や、町内のはずれの石碑の片隅、近所の床屋さんの庭等、意外にあちこち植えてある。果序軸はナン
テンほど垂れ下がらず、あまり果実が付いていないものが多いと感じる。しかし、こんなに近くにあるのに、花を毎年写し損ねる・・・。




*画像転載禁止*



シナナンテン=撮影 05・3・10
*3月初旬、果実のない時期の樹形。葉が可也小ぶりな様子が見て取れる。






(2段)ナンテンの様に果実が鈴なりになっているのは見たことがない。
小葉は革質なところは変わらないが、かなり小型である。

シナナンテン=撮影 04・11・22

(3段)3月初旬すぐ前の畑に植えてあるもの。
、葉裏は赤味を帯て下から見上げると結構奇麗である。
常緑であるが、冬場は赤味帯びていると感じる。

シナナンテン=撮影 05・3・8

(4段)11月中旬には果実は真っ赤に熟し小鳥の餌になるようだが
果序は垂れさがらにようである。
お正月の生け花によくつかわれている。

シナナンテン=撮影 04・11・16

(5段)白っぽく見える部分は、成熟しなかった果実と思っていたが
右側の果実を見て、花弁状の萼片が3個づつ輪生し内側ほど大きい。
其の花弁状の萼片の付いていた果床。
果実ができなかったのか食べられたのかは解らない・・・。

シナナンテン=撮影 04・11・22





(6段)若い葉の様子。数回の羽状複葉。葉柄の基部が節状に膨れている。
このあたりはナンテンと変わらないが節などは小さいと感じた。若い枝や若い様軸、
そして、若い葉などは紫褐色帯びている点も、ナンテンと変わらない。

シナナンテン=撮影 05・3・13

(7段)数回羽状複葉の小葉は円いものから先が尖るものまである
この画像のものは成葉であるが、全体に小型である。

シナナンテン=撮影 05・3・6

(8段)小葉の機が鋭利に尖っているものが多い。
短い葉柄の基部や葉軸の基部など全てが関節状になっている様だ。

シナナンテン=撮影 04・11・16
種別(し)  科別(め)  FLORA  HOME Last update 09・2・28 広島県






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