オトメギキョウ
キキョウ科 ホタルブクロ属
 流通名 ベルフラワー
学名 Campanula portenschlagiana Schult.
 異名 C. portenschlagiana Roem. et  Schult. 、C. muralis Portens.  英名 Darumatian Bellflower

オトメギキョウはダルマチア原産の小型の多年草。高さは10〜15センチ。茎は無毛で密生。葉は小さな多角心臓形で長い葉柄
があり密生する。葉縁には鋸歯がある。1枝に2〜3輪が茎頂につき横向きに咲く。花冠は鐘形で涼しげな紫青色。白色もある様
だ。開花期は5〜7月頃。1925年ごろ渡来したそうだ。オトメギキョウは花が次々に開花し、いつも満開状態で夏場には涼しげで
ある。地下のランナーで増える。暖地では戸外で越冬する。


出典・参考文献
●『原色図譜 園芸植物』 浅山英一著 平凡社
●『園芸植物大事典 1』 小学館



☆花の詩メモ☆

ベルフラワーは流通名だそうであるが、すっかり定着している。本名は一寸覚え難いが、和名のオトメギキョウは優しい名前を貰っ
ているようだ。全体に毛の多いカンパニュラ・アルペンブルーと良く似ているが、オトメギキョウは剛毛が無く、花弁の裂片に丸み
があり、葉縁には鋸歯があるが小振りで丸みがある。高さはせいぜい10〜15センチ。匍匐するのでハンギングには向いている。
涼しそうな色合いが初夏から夏頃まで楽しめる。



*画像転載禁止*



オトメギキョウ=撮影04・5・6





(2段)花弁の裂片が丸みがある。
良く似たアルペンブルーは裂片が細めである。

オトメギキョウ=撮影04・5・6

(3段)葉縁には鋸歯があるが、萼片や茎、葉には毛が無い。
オトメギキョウ=撮影04・5・6
種名(か)  科名(き)  FLORA  HOME Last up date 06・11・14 広島県




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