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属名のゴンフォカルプスGomphocarpus はギリシャ語の gomphos=こん棒 とcarpus =果実 から来たもので南アフリカ、熱帯アメリカ、 南米などに約100種が分布しているそうである。トウワタ属に含める見解もあるそうだが、副花冠に角状の付属体が無い点で区別される そうだ。私の撮影している画像には突起の様なものが見えている気もしないでもないが、あの突起はなんだろう? フウセントウワタはアフリカ原産の宿根草または半低木で熱帯各地に自生しているそうである。種名のfruticosus は低木のという意味と ある。高さは2〜3メートルになるそうだが、私が畑で見たものは2メートル以下だった。葉はヤナギの葉の様な披針形で表面は濃い緑色、 長さは10センチ前後で先は鋭尖頭、葉はピンと張っていると思った。基部は楔形。茎等の切り口から白い乳汁が出る。花は白色で5裂、 副花冠は淡い紫色で5個、蕊柱がある。萼も5個。花はトウワタ(アスクレピアス)属によく似ている。開花期は8月〜秋。花後に緑の毛に 覆われた小さな果実が現れる。長さ6〜7センチほどの楕円形の袋果になり、表面には粗い毛が疎らにある。袋果が熟すと表皮が弾けて 中から濃い黒褐色に白く長い絹毛のついた種子が出てくる。切り花として花屋さんで販売している。 出典・参考文献 ●『原色園芸植物大図鑑』 北隆館 ●『原色園芸植物図鑑 改訂版 U 宿根草編T』 塚本洋太郎著 保育社 ●『園芸植物大事典 2』 小学館 ☆花の詩メモ☆ 初めて03年10月に果実を見た時は、見栄えが悪く一寸びっくりした。花が咲くとあっという間に大きな風船ができていて、果実がどの様に できるのか不思議でならなかった。畑には出荷用に沢山栽培されていたが近くから撮影ができない。あれから4年が経過した07年9月に、 やはり沢山栽培されている畑での撮影を許可して頂きすぐ近くから撮影できた。やっと風船ができる様子をまじかで撮影できた。雄花3に 1個程度の雌花が付いているのではないかと思えるがこのあたりは観察しきれていないのでわからない。今後撮影するチャンスがあれば じっくりと観察するつもりでいる。おおよそ仕組みは判りかけている。雄蘂、付属体などを観察してみたい。 |
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(2段)開花前の蕾の様子。沢山のありまきの仲間が集っている・・・・。 花序の基部には線形の苞葉がある。花序軸も花柄にも白い毛が密生している。 (3段)花冠の様子。花は白色で5裂。8月から秋に向けて開花 白い裂片は反り返り裏側には毛が密生している。 淡い紫帯びた部分は副花冠。角状の突起は無いそうだが、 突起状のものが見えるがなんだろう・・・・。 (4段)下側から覗いた部分を拡大してみた。中心に見える太い部分は蕊柱。 柱頭部分は大きい。周りの膨れた部分は副花冠の付属体。 突起状になっているのは副花冠の先が爪状になっているようだ。 (5段)右側のいがぐり状のものは果実。 (6段)葉は対生で披針形でTセンチ以下の葉柄がある。先端と基部は尖っている。 葉縁は全縁。茎や葉表には白い短毛がある。 (7段)果実は風船の様に丸く膨らんできた。疎らにある突起の先が毛になっているそうだ。 この状態で生け花などに使われている。 (8段)熟すと中から黒褐色で絹毛の付いた種子が出てくる。 ガガイモの種子に似ている。 |
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種別(ふ) 科別(か) FLORA HOME | Last up date 08・7・20 | 広島県 |
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