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フクロナデシコは地中海沿岸地方原産の一年草。明治中期に渡来。種名の pendula は下垂するという意味で、開花後萼が袋状 に大きく膨れ下垂する所から、和名フクロナデシコと付けられたそうだ。高さは20〜30センチ、地際からよく分枝し叢生する。全株 に白い毛があり、葉は卵状披針形か長楕円形で先端は鋭頭。花は頂生し、1〜1・5センチの大きさの花を集散花序につける。開 花黄は5〜6月。花の色や形が桜に似ている事でサクラマンテマとも言う。園芸品種は多数ある。 出典・参考文献 ●『原色園芸植物図鑑 改訂版 1 一・二年草編』 塚本洋太郎著 保育社 ●『園芸植物大事典 2 』 小学館 ●『原色園芸植物大図鑑』 北隆館 ☆花の詩メモ☆ フクロナデシコの事をサクラギソウと掲示板などの問い合わせに回答されていることがある、NET検索でも和名とされているサイト もあるが、手持ちの図鑑には和名も別名サクラギソウと掲載されているものは無い。『園芸植物大事典 2 小学館』には、サクラ ギソウと言う名で呼ばれている物は、フクロナデシコの緋桃色で極矮性のもの。また雌雄別株とか雌雄異花と聞いた事があるが、 何れの手持ちの図鑑には、全くその様な内容は掲載されていない。図鑑が古すぎる?NETで掲載されている出典が知りたい。 |
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(2段)花は1・5〜2センチ。花弁は5個、先端は2裂。 げん部基部内側に副冠状の鱗片が各2個ある。 雄蕊は10個。 (3段左)雄蕊。葯膿は紫色。 (3段右)花柱が伸びている。花柱は3個。 (4段左)萼は花色とおなじ桃色で濃い紅色の脈がある。 脈上には毛が密生している。 (4段右)萼が膨らんで中に果実ができている。 果実は刮ハ、花柱の2倍数に分裂するそうだ。 (5段)茎や葉には先の膨れた毛がある。 図鑑には先の縮れた毛があるとあるが、画像のものは腺毛に見える。
(2段)茎や袋は緑帯びている。 (3段)対生する葉は卵状披針形か長楕円形で、先端は 鋭頭。茎、葉は全体に縮れた白毛に覆われるとある。 |
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種別(ふ) 科別(な) FLORA HOME | Last up date 08・9・24 | 広島県 |
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