|
|||||||||||
|
|||||||||||
|
|||||||||||
ジニンギア属はメキシコ、アルゼンチン、ブラジルにかけて原産。グロキシニア[s. speciosa]は、ジニンギア属に改められた。 ジニンギア属の中では、園芸的にも最も知られているのがグロキシニアで人気があるそうだ。種間交雑種も栽培されている。属名は人 名に因むそうだ。ジニンギア属は常緑または落葉性の多年草。塊茎や地下茎があるものが多い。茎は直立性と伸長しないものがあり 葉は有毛でビロード状の毛に覆われ、全縁で対生している。葉は茎の基部か塊茎から直接ロゼット状に出るものが多い。葉腋から花 茎を出し、花を単生か総状花序につける。萼片は5個。花は筒状か鐘形で先は5裂するが裂片の大きさは不同のものが多い。雄蕊は 4個。花筒部の基部につき葯は癒合している。雌蕊は1個で花柱は長い。子房は中位、基部に2〜5個の腺があり、果実は刮ハ。 グロキシニアは、以前はグロキシニア属[Gloxinia L'Her]に入れられていたが、ジニンギア属に改められた。日本には明治初年に渡来。 グロキシニアの草丈は10センチ程、茎は短く基部は地中にあり、幼苗のときから徐々に円盤状に肥大して塊茎になるそうである。葉 は幅広で肉厚で多汁質らしい。長さは15センチほどの大きさで倒卵形〜長楕円形で葉柄がある。葉縁は円鋸歯状、表裏ともに柔ら 開ビロード状の毛に覆われている。 現在一般的に栽培されている系統。 ●クラッシュホリア系=花が丸弁で5裂。花立が少なく葉が大型で折れやすい。濃紫色、白覆輪等。 ●グランディフロラ系=花が6〜8裂して波状弁。大輪で多花性。葉は小型で葉数が多く立葉性。 ●ダブル系 =八重咲き品。花弁は波状で2〜5重で豪華。 ●一代交配種=早生でやや小型。生育旺盛、花色が多くある。 出典・参考文献 ●『園芸植物大事典 2』 小学館 ●『原色園芸植物大図鑑』 北隆館 ☆花の詩メモ☆ 花好きの知人が栽培しているものであるが、花冠が6〜7センチほどもあり豪華である。一重の品種で品種名は不明。葉を触るとビロード 状の毛に覆われているのでフワフワした感じで肉厚に感じる。画像の‘グレゴリーメンデル’について、『園芸植物大事典 2』に掲載されて いる画像とはだいぶ異なって見えるが、『原色園芸植物大図鑑』の挿絵とは変わら無い様に見える。 |
*画像転載禁止*
(2段)中を覗くと何か昆虫が居るみたいな形である。 花弁は6裂している。子房は中位。花柱は1個。 雄蘂は6個、花筒の基部につく。太目の花糸の先に葯が見える。 (3段)葉は両面毛が密生しており、 触ると厚みを感じる。葉縁の鋸歯の先は丸型。 (4段)葉裏。側脈も主脈も平らな感じで 全体に毛が密生している。
|
||||
|
Last up date 07・1・7 | 広島県 |
Copyright (c) 2004-2008 hananouta All Rights Reserved