|
|||||||||||
|
|||||||||||
|
|||||||||||
ヘデラ属は和名キヅタ属。属名の由来ははっきりしない。和名は木本状に伸びるツタという意味で伝うを意味する。キヅタ属は 日本には1種と2変種がある。常緑つる性低木。多数の気根を出し吸着して登る。葉は単生で互生し、光沢があり厚い。幼葉と 生葉は形態がが違う事があり同じものとは思えないほど変化するものがある。葉縁は全縁か粗い歯牙縁で3〜5浅裂。果実は 液果状の石果で翌年黒く熟す。 カナリーキヅタはカナリア諸島、マデェィラ諸島、北アフリカ原産。つる性で茎は気根によつて他のものに付着して登る。葉は卵 形、基部のものは心臓形、長さは15〜20センチ、幅10〜15センチ。セイヨウキヅタ[H. helix ]より大型である。葉は革質で 濃い緑色で全縁、冬の戸外の低温下では茶褐色帯びて耐えている。下部の葉は通常3〜5裂。葉柄は20センチ前後あり、節 間も長い。果実は液果状で黒色。耐寒性はセイヨウキヅタより弱いそうである。園芸品種に白い斑の入るヴァリエガタがある 出典・参考文献 ●『園芸植物大事典 2 』小学館 ☆花の詩メモ☆ 青オカメは赤紫色になって戸外で越冬する。長い柄を付けた葉の径は、大きくなると15センチ程の物まで有る。節や挿し木で 幾らでも増える。緑色の葉のものを植木屋さんではアオオカメ、白と灰緑と緑の斑入をシロオカメと言うそうだ。オカメはヘリック ス種ではない事を初めて知った。また、NET情報であるが、斑入種のシロオカメは、コルチカ種とアルジェニシス種が余りに良く 似ていて、どちらもオカメと呼ばれているそうだ。斑入オカメと呼ばれている木本が実際には、他にも在る事も初めて知った。N ET検索での情報は、よく似ているもので ●コルチカ種で[ H. colchica cv. Dentata Variegata ] ●アルジェニシス種の[H. algeriensis cv. Gloire de Marengo] とあった。しかし、実際にはゴチャゴチャになっているそうだ。04年のころに知ったこの情報のサイトを探しているが見つけられ ない。08年10月になって『花の詩ずかん』の当サイトを仕上げるにあたり、大事典を調べてみた。コルシカキヅタ=ヘデラ・コル キカ(コルチカ)[ H. colchica ]は葉が大きく、長さは10〜20センチ、幅10センチ、広卵形で全縁、光沢のある緑色でセイヨ ウキヅタより丸み帯びているとある。どちらかというと、キヅタの大型という印象の画像である。 私と青オカメとの付き合いは、既に30年を超えたが、詳しい事は全く知らなかった。ただ好きと言う事だけで植えていた。この蔦 が一番好きだ。花が咲いたり果実が出来た事は一度もない。それは、遠い昔の話。東京の原宿駅を下りた直ぐ近くに、学生時 代の友人が≪キ○○○≫と言う当時(今は知らない・・・)人気ブランドカジュアルショップの店長をしていて、よく出かけていた。 原宿駅からその店のある通りには、街路樹の下草に沢山の青オカメが植えてあった。将来家を持つ事が出来たなら、この様な 植え方をしたいと密かに夢見ていた。そして、その夢が叶う時が来た。我が家の庭の真ん中に、大きなヤマボウシを植えていた。 樹は既に20センチもの直径に成長していた。その下草に青オカメを植えていたが、いつの間に青オカメが何本もヤマボウシに 這い上がり、その蔓の幹が5センチもの直径になっていた。 ヤマボウシの幹に纏わりついた青オカメの風情は、事の他好きだった・・・・。その姿が気に入って何年も其の侭にしていた。とこ ろが気が付いた時には、ヤマボウシはすっかり弱りきっていた。すっかり枯れてしまっていたのだ。初夏になっても葉が出てこな いまま・・・・一年が過ぎ、04年の夏に分枝した下枝を残し切り倒した。残念だった。青オカメは剪定されて、すっかり小さくなって 花壇の縁に生きてはいるが、其の下部の大きさは直径10センチ以上ある。それでも、05年の春のヤマボウシは、分枝したひ 弱だった枝が一気に生長し花を付けた。いたまごえ!最後の力を振り絞って咲いたのだろう。今ではその切り株が、我が家の 老犬の枕になっている。 |
*画像転載禁止*
*11月中旬の葉は深緑色。大きいものは15センチ以上になる。 長い葉柄は我が家のものは20センチ程度ある。 (2段)茎が伸びてきたものをカットすると すぐに青々とした葉をつける。長い葉柄は赤褐色をしている。
|
||||
|
Last up date 08・10・22 | 自宅 |
Copyright (c) 2004-2008 hananouta All Rights Reserved