[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。
|
|||||||||||
|
|||||||||||
ヨーロッパ原産の帰化植物。沿海地の草地や路傍に生える。北海道から沖縄に帰化し、主に関東以西、四国、九州に多く見られる越年草。 和名は茎の下部の葉柄が長い特徴に因んでナガエアオイと命名されたそうだ。 ナガエアオイは茎は伏せるか斜上して、高さ30~60センチになる。茎の下部で分枝し、葉には長い葉柄がある。葉身は浅く5~7裂し長 さ2~8センチで円形。裂片の先は円く葉縁には多数の鈍い鋸歯がある。花は6~9月。萼に接して線形の小苞が3個ある。萼は5裂、長さ は5~8ミリ、花径は6~12ミリ、花弁は倒心臓形で5個、淡い紅色で葉腋に束生し4~10花をつける。花弁の長さは萼と同長か少し長い。 雄蕊は多数あり、筒状に合着し雌蕊を取り巻いている。雌蕊の先は10~11裂。花柄の長さは3~5ミリと短い。果実は扁平で径5~7ミリ。 10~11個の分果がある。分果には最初毛があるが無毛になる。分果背面には著しい網目状の脈があり、成熟すると蜂の巣状に凹むが、 ウサギアオイの様な隣の分果と咬み合わせをする様なギザギザは無いのが特徴。分果の両側の縁は角ばるが翼は無いそうだ。 出典・参考文献 ●『神奈川県植物誌 2001』 神奈川県立生命の星・地球博物館 ●『日本の帰化植物 』 清水建美著 平凡社 ☆花の詩メモ☆ 08・12・31 この画像からナガエアオイと同定するのも不安は残る。この株1本のみであまり葉も付いていなかった。この時点では花は全くなかった。同 定の理由は、分果の毛の様子や長いと感じる葉柄からである。成熟した分果の側面を確認していない点が気がかり。カメラ行脚を始めたば かりの当初のこの時点では、種子の確認など思いもつかなかった。翌年この場所に出向いたが全く生えていなかった。ウサギアオイと当初 は同定していた。分果の毛の様子からナガエアオイに訂正した次第である。ここは畑でもあったし抜かれた可能性もあり、葉の様子からは ウサギアオイの可能性も捨てきれないところだ。 ウサギアオイのサイトにも掲載しているが、なんでも百花店のおーばさんからの情報では、ハイアオイ=ナガエアオイとする出典は『千葉県 植物誌』記載のもの ハイアオイ 別名ナガエアオイ[M. rotundifolia L.]。『帰化植物写真図鑑』ではハイアオイ[M. rotundifolia L.] 標準でナガエアオイ[M. pusilla Sm.]と同一と考えられているとなってますとの事である。ハイアオイについての詳細はウサギアオイのサイ トに記載。図鑑でこれだけ混乱していると、さすがに頭が凍りついてしまう・・・・。 |
*画像転載禁止*
![]() *下部は長い葉柄がある* (2段)まだ若い分果の様子。 この画像の分果は11個あるようだ。茎の毛が良く目立つ。 分果の縁のギザギザの有無はバラシテ見ない限り確認できない。 分果をばらばらにして観察しなかった事を悔やまれる。 ![]() (3段)扁平な分果。分果には毛があるのがわかる。 後に落ちるとある。分果は9個に見える。 ![]() (4段)葉の様子。5~7裂し裂片は円状とあるが・・・。 鋸歯は鈍い。 ![]() |
||
種別(な) 科別(あ) FLORA HOME | Last update 08・12・31 | 岡山県 |
Copyright (c) 2004-2009 hananouta All Rights Reserved