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園芸上アマリリスと言われているものはヒッペアストルム属のもので世界に70種あるそうだ。園芸上では旧学名をそのままアマリリスと呼ん でいる。Amaryllis属のアマリリスとは、雄蕊の基部に小鱗片が付けている。属名の由来は、騎士(hippecs)と星(astorm)に由来し葉や 花冠の形状からつけられたそうである。ヒッペアストルムの交配の親になったと考えられる原種キンサンジコ[H. puniceum Urban]等は江 戸時代に既に渡来。園芸種は明治以降に入ったそうだ。ヒッペアストルム属は半耐寒性の球根植物。 ヒブリドゥムの和名はアマリリス。現在栽培されている改良種の総称。アマリリスの鱗茎は大きく6〜7センチあり膜質の被膜がある。葉は肉 厚で線形または帯状で2対出る。花茎は円柱形で中空。2〜数個の漏斗状の花を頂端に散形花序につける。花被片は6個、改良種は丸弁 で花冠が丸く見える。雄蕊は6個、雌蕊は1個で柱頭は3裂、子房下位。果実は三角ぽい扁球形で3室。熟した果皮は膜質になり裂開する。 種子は黒色で翼のある扁平。 *アマリリス属については、『園芸植物大事典 1 小学館』によると、ホンアマリリス[Amaryllis belladonna L. 異名 Belladonna p- urpurascens] は、一種からなる単型属。南アフリカ原産の有皮鱗茎を作る球根植物。鱗片を切ると、ネリネの様な繊維状のものが出る とある。また『原色図譜 平凡社』によると、花茎は中空ではなく、雌蕊の先が3裂しないとある。 両属の区別点については ●ヒッペアストルム属=葉は常緑で開花時には葉がある。茎は中空、柱頭は3裂する。 ●アマリリス属 =開花時には葉がない。花茎は中実、柱頭は頭状で分裂しない。 出典・参考文献 ●『原色図譜』 浅山英一著 平凡社 ●『原色園芸植物図鑑 改訂版 W 球根編』 塚本洋太郎著 保育社 ●『原色園芸植物大事典 4』 小学館 ☆花の詩・メモ☆ 当サイトに掲載しているアマリリスは、全て畑に地植されていたもので品種名は不明。茎は太く真直ぐ伸び、頂点に3花付けている。これらの 写真では判り難いが柱頭の先は、確かに3裂している。しかし、雄蕊の基部にある小鱗片についての観察はしていない。 アマリリスとの最初の出会い!! 昔々その昔、未だ私が幼稚園児の頃のお話です。数えるのに指が足りません。アマリリスという名前等、勿論未だ知らなかった頃のお話です。 父と二人で、買い物に出かけて行った其の店先で、男の子と女の子が遊んでいた。何を如何したのか、ポッキリと花の部分を落としてしまった のだ。不思議である、其の部分だけがクローズアップされて、私の脳裏には焼きついている。幼い私に相当其の事件は、人事に思えずドキドキ した様に覚えている。当然ながら、其の二人は、父親にこっぴどく叱られていた。其の父親にとっては、ショックだったのだろう。昨日の事の様 に思い出す。其の時以来、チューリップ、スイセン、ヒヤシンスと並んで覚えた花の名前である。当時の私の背丈からして、とても大きく豪華な 花だったと・・今でも記憶している。因みに、小学校に入学すると女の子とは同級生に成り、花の名前を教わった。 |
*画像転載禁止*
(2段左)蕾の様子。扁平で結構太い。 (2段右)この画像の個体は、苞が裂けて中から散形花序が出ている。
(1段)内花被片、外花被片ともに赤の条斑のあるもの。 (2段)赤い外花被片、内花被片の基部と中肋は緑帯びた白。 (3段)ストローの部分が長い品種のようである。 (4段)葉は開花と同時に展開している。 |
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種名(あ) 科名(ひ) FLORA HOME | Last update 09・4・25 | 広島県 |
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