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シンゴニウム属はやや木質の茎から根を出し、他のものによじ登る蔓植物である。葉は心臓形〜矢じり形、3裂、鳥足状に切れ込む複葉で、 サトイモに似た網状の様脈をもっている。茎頂部の葉の間から仏炎苞に包まれた花序を出す。仏炎苞は緑色、基部は楕円形の筒部となり、 上部は舌状になっている。肉穂花序の基部に雌花。上部は雄花が密集。雌花の子房は2〜4室、各室に胚種1個。雄花は3〜4個の雄蕊 が合生。どちらにも花被片や不稔の付属器官は無いが乳管がある。いくつかの種は観葉植物として広く栽培されている。シンゴニウムの属 名はギリシャ語 syn=ともに結合したの意味と、gone=子宮の意味に由来し、合着した子房に因むそうだ。 シンゴニウム・ボドフィルムは生長の早い蔓植物で大型になるそうだ。若い葉は矢じり形、成熟すると長さ40〜50センチの葉柄をもち、葉 身は5〜7小葉の鳥足状に切れ込む。小葉は長楕円形で長さは20センチ程になる。原産は中央アメリカで広く観葉植物として栽培されて いると。主な園芸種は ●‘ヴァリエガツム’[‘Variegatum’]=乳白色〜黄白色の斑が不規則に入る。 ●‘ホワイト・バタフライ’ [‘White Butterfly’]=葉脈に沿って白色〜淡黄緑色のぼやけた斑が入る。 ●‘シルキー’ [‘Silky’]=全体に淡い緑帯びた白色。 出典・参考文献 ●『園芸植物大事典 2 』 小学館 ☆花の詩・メモ☆ シンゴニウムとシンゴニュームとを検索してみると半々程だったが、このシンゴニウムは‘シルキー’という品種の様だ。2003年12月の或る 日、冬の時期居間に花の無い緑が欲しくなり、娘と花屋さんに出掛けてアジアンタムとシンゴニウミの2種類を購入した。二人とも白っぽい葉 が気に入って買ってきた。其の後は、株が張って次々新しい葉が出てきて、割と見栄えの良い姿になっていた。長い間室内でも楽しみ、夏の 頃玄関脇に置いて愉しんでいた。水遣りをしようと気が付いた。鉢毎無くなっていた。此のころこの界隈では、綺麗な鉢植えや、ハンギングさ れたもの等の盗難被害の投稿など、タウン誌に掲載されていたが、我が家でもそ被害者の一人になった・・・。残念だった。 2008年になって久々会社の事務所に購入し栽培している。それを撮影したが、特別詳細を観察していない。ところがこのサイトを仕上げる に図鑑をひも解いて初めて知ったが、登り性蔓植物だったとはちょっとびっくり!株張りの悪いものは、茎が葉をつけながら間延びしたように 立ち上がり、基部がグラグラする株もあるのは確かである。やっと其の現象が理解できた。 |
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(2段)緑色が縁に残っている葉もあるが、全体に緑の抜けた斑入りの様な葉色をしている。 (3段)シンゴニウム属の特徴である、網状の葉脈がある。
T本だけ植えている左端の茎は、上に伸びて間延びしたような状態になっている。 確かに土際の茎はグラグラしている。添え木をして置くことにする。 |
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種別(し) 科別(さ) FLORA HOME | Last update 09・3・21 | 広島県 |
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