ビオラ
スミレ科 スミレ属
 別名 小輪パンジー
学名 Viola x wittrockiana Hort.

ビオラは古いラテン名。古くはギリシャ語のionから来ているそうだ。世界の温帯に広く分布し、主に柱頭の形を中心に幾つかに分けられているそうだ。
一年草として分けられるのはパンジーだけであるが、ビオラの栽培は一年草に準じているそうである。園芸種のパンジーはガーデンパンジーとタフテ
ッドパンジー(ヴィオラ)に分けられた。ガーデンパンジーは一般にパンジーと呼んでいるもので、タフテッドパンジー(ヴィオラ)は小輪パンジーの改良
種の事を言う。 ヴィオラ・コルヌタの血統を強く引く、小輪で無数の株立ちになって咲くタフテット・パンジーというグループを作っている。また、大輪系
と交雑された品種も作られ、区別も難しくなっているそうである。野生種や栽培品は、園芸上は別扱いであるが、植物分類学上ではすべてスミレ属。
タフテットパンジー(ヴィオラ)の交配親について
●ビオラ・コルヌタ[V. cornuta]=宿根草。種子繁殖もする。cornuta とは≪角がある≫という意味で、スペインのピレネー山脈原産。日本には大正
  末頃渡来した。日本では、コルヌタ種を先祖とした小輪多花性のタフテットパンジーを小輪パンジーまたはビオラという。
●ビオラ・ルテア[V. lutea]=現代のパンジーの親。宿根草。種子繁殖もする。花は小さく野生味がある。中欧、イギリス原産。
●ビオラ・トリカラー(トリコロル) [V. tricolor ]=パンジーの原種で一年草または短命の多年草。ガーデンパンジーの親となった。種名は三色の意
  味。トリカラー栽培種は、最初矮性後に20〜30センチになる。花径は2センチ程で紫、黄、白などの複色、零れ種子でよく芽生えて育つ。
●ビオラ・マセドニカ(マケドニカ)[V. macedonica] =トリカラーに非常に近い種類。宿根草。種子繁殖もする。下葉は卵形で上葉は狭卵形、基部は
  丸み帯び、托葉は羽状に分裂している。


出典・参考文献
●『原色図譜 園芸植物』 浅山英一著 平凡社
●『園芸植物大事典 3』 小学館
●『原色園芸植物図鑑 改訂版 T 一・二年草編』 塚本洋太郎著 保育社
●『山渓カラー名鑑 園芸植物』 山と渓谷社




☆花の詩・メモ☆


ビオラもパンジーも冬から春にかけて花壇を彩るには欠かせない存在。長い間咲き続けて呉れる。花殻をこまめに取るのは大変な作業になる。以前
庭の花壇の縁に沢山植えたことがあった。見事に咲いた当初は花殻摘みに精を出していたが、仕事を持つ身でなかなか手入れが行き届かなかった。
次第に間延びして手入れも侭ならなかった記憶である。花殻を摘むか摘まないか手入れの有無で、明暗がくっきり!可愛がれば、確かに何時までも
綺麗な花を咲かせてくれる。今まで栽培したことは何度もあるが、一年草として対応していた。撮影したヴィオラには、宿根タイプや枝垂れタイプなどが
あり、今まで全く知らなかった。ヴィオラも一年草として花期が終わると抜いていた。本来宿根草だったとは・・・。道理で納得したことがある。毎年トリコ
ロールによく似た三色のヴィオラが、道路の框との隙間に生えていた。翌年も生えているのを見て驚いたことがあった。今では、宿根ヴィオラという名
で流通している品種も沢山あるようだし、枝垂れて咲くタイプもある。花色も黒い品種等は神秘的である。花の大きさもパンジーではないのか?と思え
る様なものもあり、タグが無いとお手上げである。



*画像転載禁止*



●枝垂れ咲き
    
ビオラ‘フィオリーナ’と名付けられている品種は枝垂れて咲くタイプらしい。知人が栽培しているが、まだ植えて
間が無く、下垂には至っていなかった。知人からは‘フヨリーナ’と聞いていたが聞き間違えだったようだ。

(1段)ヴィオラ‘フィオリーナ’[‘Fiorina’]=枝垂れタイプ。花径はパンジーかと思った。
フヨリーナ=05・3・27



●宿根ビオラ
    
ビオラの園芸種は、殆どが一代交配種と思っていたが、元々ビオラは宿根草のようである。図鑑を詳しく調
べるまでは、宿根タイプは別サイトで掲載しているヴィオラ・ソロリアやラブラドリカと思っていたが、知人が宿
根ビオラの苗を購入して鉢植えにしていた。黒色の‘モーリーサンダーソン’、縁取りの絞り模様の‘レベッカ’、
花弁全体が絞り模様の‘コルビネ・ブルー’、全体が淡い絞り斑の‘マイフォニー’等。

(1段)ビオラ‘コルビネ・ブルー’[‘Columbine Blue]=絞り斑の花色で目を引く。右下は別品種
斑模様の宿根ビオラ=05・3・27

(2段)ビオラ‘レベッカ’[‘
Rebecca’]=コルビネ・ブルーによく似ているが、花弁に縁どりがある。
ヴィオラ‘レベッカ’=撮影05・4・19

(3段
)ビオラ‘マイフォニー’[My fanwy’]=コルビネ・ブルーに似るが、全体に淡い斑絞り模様。
ヴィオラ‘マイフォニー’=撮影05・4・19

(4段)ビオラ‘モーリーサンダーソン
’[‘Molly Sanderson’]=艶のない漆黒色の花弁。
ビオラ‘モーリーサンダーソン’=撮影05・4・19




●小輪、中輪タイプの品種

(1段)ビオラ‘テラコッタ・アンティーク’=くすんだ感じが素敵な品種。カントリーぽさがよい。
テラコッタ=05・3・27

 (2段左)品種名不明=トリコロールに似た2センチ程のこの品種は良く目にする。
   (2段右)ビオラ‘タイガーアイ’=花弁が白黒の虎模様。花弁の裏は紫褐色。

ビオラの一品種=04.3・29タイガーアイ=05・3・27

(3段)ビオラ‘バレンタイン’=紅色の品種。
バレンタイン=05・3・27

4段)ビオラ‘アプリコット・アンテーク’=くすんだ感じの花が、最近出回っている。
地味な色合いだが上品な感じがすると同時に、カントリーぽさが私は好きだ。

汚れた感じの淡いピンク=05・3・27汚れた感じのピンク=05・3・27

(5段左)品種名不明・・・濃い紫と青のツートン。
(5段右)ビオラ‘ブラックジャック’=黒らしいが、紫帯びている。

ビオラ青x紫=04・3・29ビオラ黒=04・4・20

(6段)品種名不明・・・白く縁取られた花弁。
花径は小さいが、画像だけだとパンジーの様に見える。

白い縁取りの濃い紫の草本=04・4・14
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Last update 08・1・27 広島県



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