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シェフレラ属は150種からなり、熱帯アジア、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイ諸島に分布する常緑の低木、または小低木。長い葉柄が あり葉は互生し、革質で鈍い光沢。多くの種類の葉は掌状複葉。花は小さく円錐花序に沢山付く。果実は球形で液果状の石果。属名は人名に 因むそうだ。 シェフレラ・アルボリコラは、台湾や中国に分布する高さは3〜7メートルの低木で多少着生性がある。和名はフカノキにヤドリギの様に寄りかか って育つという意味らしい。葉柄は太くて短く10〜20センチ。小葉は7〜8個、やや肉厚で丸みがあり長さは7〜12センチ、幅2〜3センチの卵 状披針形。革質で光沢がある。株は耐寒性、耐陰性があり、株全体ががっちりとしているそうだ。花は20〜30センチの円錐花序または総状花 序。蕾は淡い暗赤色だが花は白黄色。果実は黄色漢赤紫色に熟す。≪カポック≫とも呼ばれるが、カポックはパンヤ科のCeibapentandra の 事で混乱をする。この種は、非常に異変が多く、枝変わりや実生から多くの園芸品種があるそうだ。 ●ウァリエガタ [‘Variegata’] =小葉に黄色の斑が不規則に入るもの。 ●ホンコン=葉柄が短く、小葉はやや肉厚で幅が広く丸みがある。 ●フイリホンコン[‘Hong Kong Variegata’]=ホンコンの黄斑入り。 ●ホワイト[‘White’]=ホンコンの白斑入り。 ●コンパクタ [‘Compacta’] =ヤドリフカノキに似るが、葉柄、小葉ともに矮化している。 ●レナタ [‘Renata’] =ホンコンの実生変異で葉先が裂けて円頭。 出典・参考文献 ●『園芸植物大事典 2』小学館 ●『原色園芸植物大図鑑』 北隆館 ●『山渓カラー名鑑 観葉植物』 山と渓谷社 ☆花の詩・メモ☆ カポックとかホンコンカポックで通じるが、カポックはパンヤ科の植物という事を、いつもお世話になる『植物園にようこそ』のBBSでの回答で知っ た・・・・。’ウァリエガタ’と‘フイリホンコン’の違いが今一よくわからなかったが、何とか違いがわかった。30年以上昔、我が家にも‘ホンコン’が 有った。当時カポックといって買い求めた。枝を折って鉢に差しておくだけで、容易に増やせる代物で、なじみの観葉植物であった。今でも人気 があるか否かは解らない。しかし、長い間お付き合いしたが、一度も果実はお目にかかったことが無かった。その当時、ベンジャミン、ガジュマル、 モンステラ、シュロチク、カンノンチクなどで、居間がジャングルの様になっていた。 |
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