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トラディスカンティア属は北アメリカ、熱帯アメリカに数十種が分布する。直立性又は匍匐性の多年草。花は腋生または頂生の集散花序につける。 葉状の大きな苞に囲まれる。萼片、花弁共に3個で離生している。雄蕊は6個、花糸は有毛か無毛。子房下位で3室、各室2胚種がある。果実は 刮ハ。トラディスカンティア属の和名はムラサキツユクサ属。属名は人名に因むと。 トラディスカンティア・ブロスフェルディアナの種名は人名に因む。ブラジル原産の匍匐性多年草。葉はやや肉質で楕円形〜長楕円形。長さは8〜 10センチ、幅2〜4センチ、葉表は濃い緑色で無毛、葉裏は紫色で白色の軟毛に覆われる。花は密な集散花序につける。花弁は桃紅色、基部 は白色。園芸品種にヴァリエガタ[‘Variegata’] があり、葉は濃い緑色で脈に沿って白色、淡い桃色や紅紫色の縞が入るそうだ。 出典・参考文献 ●『園芸植物大事典 3』 小学館 ☆花の詩・メモ☆ トラデスカンティア・ブロスフェルディアナについてNET検索中に、別名 シキンツユクサ と掲載されたサイトを拝見した。他のサイトでは和名は 確認できなかったが、最近の06年5月に最終仕上げに際して調べていて知った。和名は シキンツユクサのようであるが、『園芸植物大事典 3 小学館』には和名の記載はない。また他の手もちの図鑑には掲載がない。蕾や花柄は白く見えるほど、長い毛で覆われている。茎も葉裏も毛む くじゃらのこの草本を初めて見た時には、ツユクサの仲間にこのような風体の種があるとはちょっと驚いた、花はイボクサに似た色合いである。 もう一つ感じたのは、匍匐しない草本と思ったが図鑑によると匍匐性と有る。どれも30センチ程度の草丈で、立ち上がっていたと感じたのは観察 不足だったのか?其の後知人宅の玄関に鉢植えがあり、やはり30センチほどで立ちあがっていた。此の時は撮影しそびれてしまったが、結局枯 らしたとか。この草本も半年以上名前が判らなかった・・・・。やはり、名前が判明すると安堵する。 06・6・21 近所の友人の庭に露地植えしたこの草本を見つけて、凄く喜んだ私。友人もごく最近頂いたものらしい。再度見たいと願っていたが、3年目にして やっと実現した。といっても高さは10センチほどの幼苗であった。大きく生長するのが楽しみだったが、結局生長する前に枯らしたそうだ…残念。 |
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(2段)紅褐色の萼には長い軟毛が密生している。花弁は桃紅色、基部は白色。 イボクサに似た可憐な花色をしていると感じた。萼片、花弁ともに3個で離生している。 完全雄蕊は6個、葯は黄色。花糸は有毛。果実ができるか否かは不明。 (3段)葉表は紫帯びた濃い緑色で無毛のようだ。葉縁と主脈は紫褐色帯びている。 (4段)最初に見たお宅に、株分けされた鉢があった。花はついていなかった。 葉裏は赤紫褐色で白い軟毛が密生している。 (5段)不鮮明な画像であるがこの画像からは、とても匍匐性には見えなかった。 別の知人宅玄関で見た株もこの様に直立していた。 この画像の株から挿し芽をしたのが上の(4段)の株である。 |
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種別(し) 科別(つ) FLORA HOME | Last update 09・4・12 | 広島県 |
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