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『園芸植物大事典 3 小学館』によると、ヨーロッパに広く見られるが、本来の分布地は不明で、栽培下に生じたものが野生化した と推測されているとある。無毛または有毛の多年草。高さは30〜100センチ、普通強い甘い香りがある。葉は無柄で披針形〜披 針状卵形、通常、長さは5〜9センチ、幅1・5〜3センチで、裏面にしばしば分枝毛があるとある。花は藤色、ピンク、白色で、花序 は穂状に集まるが変化に富む。萼は5裂し、喉部は無毛。本種はハーブとして多用され、抽出された精油は香料や薬用にされると ある。チリメンハッカは葉の縮れるタイプであるとある。 ハッカ属は変異に富み、種間交雑も容易に起こり、分類の困難な植物群として知られるとある。交雑種はしばしば不稔と言われる とある。 出典・参考文献 ●『園芸植物大事典 3 』 小学館 ☆花の詩メモ☆ スペアミントと、ペパーミント、中々見分けが付かない。自分で育ててみれば、直ぐに判るのだろうが。やっと、スペアミントの葉の状 態を把握した。一年かかってしまった・・・。ペパーミントの花は、まだ見た事はない。葉柄の有無で見分けるのが一番判りやすい。 香りの嗅ぎ分けも駄目だ。何度も嗅いでいるとすっかり判らなくなってしまう。一発勝負!こんなに香り音痴だったかなと我ながら哀 しい。葉の周りの鋸歯は可也粗く先は尖る。無柄で葉脈が目立ち縮緬の様なシボではなく、艶のある大きなシボという方がよいかも しれない。花序はどれもこれもそっくりで、花だけでの同定はかなりというより超難しい。 09・8・1 スペアミントとペパーミントの区別ができるようになったと半ば自信を持っていたが、いやはや参りました!スペアミントと思っている ものにも、極短い葉柄があるものがあり、茎や葉裏に毛のあるものもある。スペアミントは必ずしも無毛では無い事は『園芸植物大 事典 3』に記載があり納得している。ペパーミントは有柄で無毛の様であるが、この柄の長さがどれ位いあるのかが知りたいところ。 ただ、毛は分枝毛とあるのが理解できない。画像の拡大をしてみたが、分枝しているのか否か判らない。数か所で撮影したものは、 スペアミント、ペパーミント以外のものかもしれないと思い、図鑑での特徴の照合をしてみたが、中には、スペアミントの葉にしては葉 縁の鋸歯の様子が異なるものもある。またまた同定はかなり難儀である。結局あちこちで撮影したものを貼付すると、20枚にもなっ てしまった。同定は図鑑との照合で消去法で行った・・・・。最悪。NET検索でも、なかなか区別しがたい・・・・。 |
*画像転載禁止*
(2段)花序の様子。5センチ前後。茎は四角形この個体群は無毛だった。 (3段)1段か像の右の花序は詰まって見えるが苞の様に見える葉のある部分は、 次第にこのように葉腋から花序枝が伸びていくようである。 (4段)花冠は放射相称で4裂している。雄蕊も雌蕊も突出している。 ハッカ属の花柱は1個、柱頭は2裂しているらしいが解り難い。雄蕊は4個、 ハッカ属は長さは全て等しく稔性はあるそうだ。葯嚢は紫色、葯は2室らしい。 (5段)萼を拡大してみた。縁には白いものが見えるが、毛は無いそうである。 萼は5裂、喉部には毛は無いとある。萼の奥に分果が4個見えている。
(2段)葉は対生、大きく見えるが上部の葉は小さい。 通常は5〜9センチとある。採寸はしていない。 通常、無柄で披針形〜披針状卵形とある。 (3段)葉表に沢山の腺点が見える。葉縁は結構粗い鋸歯があり、葉先は尖るようだ。 (4段)拡大してみた。葉全体に腺点が見られる。 (5段)以降翌年05年7月の撮影。花序が結構長くなっているのも驚いた。 輪散花序でさらに複数が集合して穂状または頭状になるとある。 (6段)対生する葉。無柄、鋸歯縁で葉先がとがっている。 葉は意外に小さいという印象だったが、5〜9センチあるそうだ。 (7段上)横から見ると葉柄があるように見える。 (7段下)極短い葉柄があるものがある。全体にあるわけではないが この部分だけを撮影していたとしたら、同定はさらに難儀である・・・。
(2段)葉は対生。無柄。葉縁には粗い鋸歯、葉先は尖る。 これらの葉からはセイヨウハッカ(ペパーミント)葉疑う余地はないと思うが・・・。 (3壇)茎や葉に白いものが見えるが、毛?触って確かめていないのが 今更のように悔やまれる。『園芸植物大事典』によると、有毛又は無毛とある。 茎が少し紫帯びているものもある。 (4段)上部の葉の様子。 (5段)一週間後に観察したもの。 同じ場所に植えてあるものではあるが、上部画像の草本と同一草本かは不明。 中間あたりの茎や葉。まるっきり異なる別の植物の茎にさえ見える。 葉裏にはしばしば分枝毛があるとあるが、分枝毛か否かはわからない。 (6段)葉表から見た様子は1週間前と別段変わりは無い。 茎下部は紫帯びていたものもある。 (7段)葉縁の鋸歯が粗いものもある。 左奥上部に微かに見える対生する葉柄、柄があるように見える。 (8段)茎が紫帯びているものもあった、しかもこのような葉も。ただしこれは偶然下部の方の茎 基部で見つけたもの。他の葉は無柄。紫帯びたものも茎の一部分。 セイヨウハッカ(ペパーミント)を疑った。それは葉柄があり全体に紫紅色帯びる とあったからだ。案外この観察した草本は交雑種の可能性もあり!と思ってみたり・・・。 |
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