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ウシクサは、湿った陽地な草原等に生える小型の1年草らしい。花期は8〜10月。果期には総は節ごと切れて節間は 2個の小穂をつけたまま風に飛ぶそうである。 同定においても、ウシクサと見間違えるようなイネ科植物は他には無いそうである。これまで[Andropogon ]属にいれ られていたそうであるが、この属は総が複生または束生にするのに対して、ウシクサは葉の基部や短い枝先きに単生 するそうである、無柄小穂の第一苞頴に中央脈がある事等から、海外では[Schizachyrium]として独立させる学者が 多いそうである。 出典・参考文献 ●『日本イネ科植物図譜 』 長田武正 平凡社 ●『神奈川県植物誌 2001』 神奈川県立生命の星・地球博物館 ●『山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花』 山と渓谷社 ☆花の詩メモ☆ ウシクサは一年草らしい。湿地や草地に生えるそうであるが、このウシクサは町内外れの小高い丘にある斜面に沢山 生えていた。と言っても、今では進入禁止となり鉄条網が張り巡らされて入れなくなってしまった。10月中旬の撮影だ ったが、離れて見ると斜面が赤茶色っぽく見えた。葉は紅葉し茎も赤褐色であった。傍に近寄ると、花序なのか茎なの か判らないような形をしている。総も茎も繊細で小さな草本である。葉なども3〜4センチ程度、幅は5ミリ程度の大きさ だった。小穂の先端には基部が黒っぽく長い芒とそれより短い芒と有るらしいが、撮影した時には芒があるのは判った が、それ以外の点には気づかず図鑑で知った。その後の観察は出来ていない・・・・。 |
*画像転載禁止*
(2段)小穂は軸にへばりついた線形をしている。花序は2センチ程度の長さ。 小穂の先端には基部が黒っぽく長い芒とそれより短い芒と有るそうである。 この画像からは、先端の芒以外は判り難いが長い芒は両性小花からでている。 短いのは有柄の小穂から出ているものらしい・・・・。 (3段)花序=総を拡大してみたがちょっと無理がありそう・・・・。 右端の長い鞘状の苞に包まれる。軸にへばりついている小穂がかすかに判る。 芒があれば確認しやすいが、残念ながら小穂の芒が確認できないのでわかり難い。 (4段)基部から沢山分枝した細い茎。 見ただけではどれが茎でどれが花序か、区別できない感じである。 (5段)拡大してみた。葉の様子も解り難いが、 楕円型で先端も基部も半円形に近いとある。 |
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Last update 06・10・29 | 広島県 |
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