ソヨゴ
モチノキ科 モチノキ属
 別名 フクラシバ
 学名 Ilex pedunculosa
ソヨゴは常緑小高木、または高木。雌雄異株。
本年枝の葉腋に花を付けるグループに属する。クロガネモチ、ナナミノキ等
は同じ仲間である。葉柄や果柄が紅紫帯びる点も良く似ている。

果柄の長い赤い果実の生った低木が、何時も行く山の尾根に生えている。
まだ、幹は直径3センチ程度、高さも1・7メートルほどのものだった。
その後どうにか果実を頼りに見分けが付く様になると、同じ山で結構目にす
る。大木になった樹も2本見つけた。何れも赤い果実の生る雌株であった。
幹は直径20センチ程度、高さは7〜8メートルは有る。何れも赤い果実が生
っているのを見て判ったのだが。雄株は未だ見つけられないでいる・・・・。

あまりにも果柄が長いので、変わった樹木に見えた。10月の中旬の事だっ
た。花を見てみたいと一年を気長に待つ事にした。

図鑑で調べてみると、ソヨゴと言う何か風情を感じる名前の樹木であった。
葉は艶の有る革質。葉は互生し葉柄も果柄も長い。葉縁には鋸歯は見られ
なかったが、少し波打って居る様に見える。


*画像転載禁止*


ソヨゴ=05・11・17





(2段左)雌花。長い柄の先に普通は1個の花をつける。
此花は白い花弁が5個有るが、普通4〜5個。退化した雌蘂がある。
(2段右)子房の上には柱頭が乗っているように見えるが、
花柱はほとんど無いそうである。萼片も普通は4〜5こ。

ソヨゴ=05・6・4

(3段)長い花柄には小さな苞葉が有る。
ソヨゴ=05・6・4

(4段)本年枝の葉腋に4センチ程度の花柄を出す。
既に花の時期は終わり、果実が見えている。
長い果柄には小さな苞葉がある。
葉縁が大きく波打っているのが判る。

ソヨゴ=05・6・4

(5段)若い果実。
この頃は未だ果柄も葉柄も紅紫帯びていない。
この画像での葉縁は波打って見えない・・・。

ソヨゴ=04・8・19

(6段)果実がすっかり赤くなった。
この頃になると、葉柄も果柄もすっかり紅紫帯びてくる。

ソヨゴ=05・11・17

(7段)本年度に展開した新葉。
互生する葉は卵状楕円形で葉縁はそれでも僅かに波打っている。
先端は急に細くなり尖っているようだ。葉の両面無毛である。

ソヨゴ=05・6・4

(8段)葉は生葉になると艶があり革質。
なぜか葉先を虫に喰われてしまっている・・・・。
撮影が下手・・・・。

ソヨゴ=03・10・17
(そ)  FLORA  HOME Last up date 07・1・30 05・11・17


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