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『原色園芸植物図鑑 U保育社』、によると、セントウレア・モンタナの和名はヤマヤグルマギク。種名は≪山の≫という意味だそ うである。ヨーロッパ原産で、日本には1930年ごろ渡来したそうである。40〜50センチになる宿根草で庭植えの代表的なもの らしい。茎は翼があり殆ど分枝しないで綿毛があるそうだ。『園芸植物大事典2 小学館』の解説には、ケンタウレア・モンタナは 良く分枝するとある、和名の記載は無い。 ヤマヤグルマギクの葉は広披針形で葉縁は全縁。裏面の縁には綿毛がある。頭状花は大きく青紫色。外側の小花は4〜5裂に 深く切れ込み、3センチほどの長さになる。筒状花(管状花)は紫紅色、葯筒は濃い紫褐色、緑色の総苞片は4〜5列に重なり、 縁には黒っぽい毛がある。花色は紫、桃色、白、青など変花が多いそうである。5〜6月開花。 ケンタウレア(セントウレア)属は、ヤグルマギク(ヤグルマソウ)[C. cyanus]等一年草が多く、多年草の栽培は少ないそうである。 葉は互生し、殆どは羽状分裂や欠刻状に分裂、また鋸歯縁になるがヤマヤグルマギクの様な全縁もある。 出典・参考文献 ●『原色園芸植物図鑑 改訂版 U 宿根草編 1』 塚本洋太郎著 保育社 ●『園芸植物大事典 2』 小学館 ☆花の詩メモ☆ 花が咲いていない時には茎の翼で多少の区別はつきそうだが、やはり花のない物の同定は難しい。イザ見分けるのは植えてい る人の様に簡単にはいかない。総苞片の端は黒褐色で見た目には毛がある様に見えるが、細かく切れ込んでいる。栽培してい る知人は宿根ヤグルマギクと教えてくれたが、流通名のようである。ヤマヤグルマギクに訂正した。 |
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(2段)頭状花はアザミに似ている。小花は4〜5裂している。 (3段)総苞片。図鑑によると縁は黒っぽい毛とある。 細かく裂けているように見える。 (4段)葉は広披針形。茎の観察をしていなかったが 右端に写り込んでいるように、茎は有翼。分枝ははほとんどしない。 |
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種別(や) 科別(き) FLORA HOME | Last up date 08・7・27 | 広島県 |
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