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ニオイイリスは地中海沿岸に野生化しているそうだ。 葉は長さ50センチ程、葉は白粉帯びた灰緑色で広めで先は捩じれ ている。茎は細く、分枝して高さ30〜50センチ。花は白色まれに青色もあり橙黄色のひげがある。不稔性で形態は、ドイ ツアヤメ[I. germanica 』に似ている。ドイツアヤメの白花品とも考えられたそうで、イリス・アルビカンス[I. albicans 異 名 I. alba] 白花のジャーマンアイリスと混同される事があるそうだ。花期は4月。 種名の florentina はイタリアのフィレンツェの意味でフイレンツェ市のシンボルだそうである。日本には慶応3年に渡来。 根茎は太く密集する。ジャーマンアイリスも根茎は太く密集する。根茎を乾燥させたものには香気があり、歯磨き粉の香料 などに使用されニオイイリスの名がついたそうであるが現在利用されているかは不明。 出典・参考文献 ●『原色園芸植物図鑑 改訂版 V 宿根編2 』 塚本洋太郎著 保育社 ●『園芸植物大事典 1 』 小学館 ☆花の詩メモ☆ しかし、見れば見るほど同定するのが不安になって来る。画像の花や葉の色や捩じれている様子などから、ぴったりくる様 な気がするが、『園芸植物大事典 1』に掲載されている画像では判断しにくい。大事典の解説通りに解釈すると、全てが当 て嵌まるように見えてしまうから参る・・・・。私の撮影したものは、大事典の解説からだけで判断すると、イリス・アルビカンス の可能性も捨てきれない。 04・4・17 掲載している花は高さは50センチ程度だった。茎は低い気がした。土手とも空き地とも畑とも付かない様な草叢の中に生え ていた。我が家にもジャーマンアイリスは有るが、違う様な気もしないでもない。しかし、ジャーマンアイリスの白花品だろうか やはりニオイイリスだろうか?ジャーマンアイリスより外花被片が細く感じる。何か見た目での区別点が有るのだろうか?根 茎に香りが有るそうだが、まさか他所で咲いているものを、掘り起こす事は出来ない。掲載はしたが自信がもてない。 07・2・19 今日は、このサイトを削除する予定だった。NETサーフインをしていて、すっかり忘れていた事を思い出した。どなたかのサ イトにニオイイリスをイチハツと呼んでいたと有るではないか。小さい頃は此花が実家にも植えてあった。当時あの田舎に ジャーマンアイリス等の洒落た花は無かった筈。間違いなくイチハツと言っていた。 そのイチハツについても友人との会話を思い出す。最近と言っても05年の話だが、近くの友人がイチハツのあの青い花が 好きだと言う。その当時私は本当に、ニオイイリスの白い花をイチハツと思っていたものだから、『白いイチハツしか知らない なぁ。』と言うと、友人は友人で『白いイチハツは知らなかったなぁ』と言う・・・・。話が噛み合わないが、お互いに納得。 そんな或る日、何時もお邪魔をするお花畑に本物の青いイチハツが有るのを見た。私は実家で見ていたイチハツと思って いたものは、若しかするとジャーマンアイリスだったのか思い違いだったと、何の疑いもなくそのまま2〜3年が過ぎ去った。 イチハツの事は良く知っていると思っていたが、イチハツのサイトを拵えた際には、イチハツの特徴を全く知らなかったと思 ったものだ。しかし、既に04・4月にはニオイイリスというこのサイトは拵えていたが、実家にあったイチハツと呼んでいた事 は、全く思い出しもしなかった。それはイチハツと思っているし、突起のことも記憶間違いの勘違いだったと思い直していた ので、頭の中は既に解決済みだった。なんだか訳が判らなくなりそうだが・・・・。御霊声にと思い、削除する前にNET検索を したと言う訳である。他のサイトでも、一名イチハツとも言うとされていた。 07・3・22 ニオイイリスとして晴れて掲載する運びとなったが、どのような香りがするのか根茎を是非観察してみたい。 |
*画像転載禁止*
*色こそ違え、花被片の形はドイツアヤメとよく似ている・・・。 ジャーマン・アイリスにも似ているが、外花被片が狭い気がする。 (2段)つるつるして見える部分が花柱で3つに分かれている。先端が 小さな花弁状に見える。この裏側に雄蘂が各1個ある。 (3段)外花被片にはひげ状の突起が有るが、橙黄色とは思えない様な思えるような・・・ 基部の方は濃く感じるが。 (4段)葉は灰緑色でやや広め。上記解説のアルビカンスように、 先が捩じれていると思える様な思えないような・・・。 |
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種別(に) 科別(あ) FLORA HOME | Last up date 07・3・22 | 広島県 |
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