アオチカラシバ
イネ科 チカラシバ属
アオチカラシバ
学名 Pennisetum alopecuroides f. viridescens Ohwi

アオチカラシバは、花穂はブラシの様で総苞毛ともに淡い緑色をしている。普通チカラシバの花穂は総苞毛ともに
暗紫色をしている
●ベニチカラシバ 
[f. erythrochaetum Ohwi] は暗赤色の種。チカラシバ属についてはチカラシバに掲載。


出典・参考文献
●『日本イネ科植物図譜』 長田武正 平凡社
●『神奈川県植物誌 2001』 神奈川県立生命の星・地球博物館
●『山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花』 山と渓谷社




☆花の詩メモ☆


アオチカラシバはチカラシバ同様多年草で農道の畔に生えていた。高さ30センチ程のものを見かけた。試しに引き
抜こうと思っても引き抜くには力が要る。結構根が張っているらしく、チカラシバ ともども抜く事が出来ない。
チカラシバでは紫褐色の剛毛が、アオチカラシバは緑色をしているもである。其の外の特徴は、チカラシバと変わら
ない様である。チカラシバは、あちこち土手や溝の縁に生えているが、アオチカラシバは初めて見た。近所の小さな
荒地にも生えていた。





*画像転載禁止*



アオチカラシバ=04・9・20







(2段)小穂には短い柄がある。長い芒は小穂の基部に輪生する総苞片の
変化した物。淡い緑色をしている。芒には微鋸歯がありざらつく。

アオチカラシバ=04・9・20

(3段)白いブラシ状に見えるのは柱頭。白く細い花糸の先に黄褐色に見えるのは葯。
小穂の小花は2個ある。上部の小花は雌蕊の退化した雄花。雄蘂は3個あるそうだ。
下部の小花は両性で結実する。とあるが、分解していないので確認できない。

アオチカラシバ=04・9・20

(4段)葉の裏側面。葉は葉鞘の部分から表は谷折れのV型。
アオチカラシバ=04・9・20

(5段)高さは30センチ程度だった。株は少々引っ張っても抜けない・・・。
アオチカラシバ=04・9・20
種別(あ)  科別(い) FLORA  HOME Last up date 07・3・10 広島県





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