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サボテン・花盛丸はアルゼンチン原産の多年草。南米玉サボテン類の一種だそうである。渡来したのは明治の中頃とされて いるがもっと古いと思われるとする図鑑と、大正6年ごろ渡来とする図鑑もある。 花盛丸は、球形で生長すると高さは80センチ、径は12〜15センチの柱状になる物もあるそうだ。短毛丸同様、盛んに子吹 きして大群生するそうであるが、鉢で栽培されていることが多く、なかなか見ることはできそうにない。深緑色で稜は12前後あ り鋭角である。刺座は灰いろ帯びた白色の様に思うが、縁毛は20個までで黄白色らしく、先端部は黒ずむそうである。中棘は 3〜5個で長さは1・5センチの黒色。漏斗形の花は径10センチで白色で芳香があるそうでだが、香りは全く無かったような・・。 花筒は20〜24センチ、花径7センチぐらいの白い花が、春に咲くそうである。寒さと多湿には比較的強く、越冬温度は3度C 以上らしい。近似種に夜咲きでピンク色の繁殖力の強い モモバナタンゲマル(桃花短毛丸)があるそうだ。 しかし、短毛丸と花盛丸との見分けには可也迷ってしまうのだ・・・・。短毛丸同様に広く普及し、いずれも接ぎ台に用いられる ことが多いようである。此のあたりでは軒下などの戸外で栽培されているものを見かける。 エキノプシス属については、サボテン 短毛丸のサイトに掲載している。 出典・参考文献 ●『園芸植物大事典 2 』 小学館 ●『原色園芸植物大図鑑 』 北隆館 ☆花の詩メモ☆ 08・10・26 過去さんざんNET検索をしてみた中に、花盛丸に淡いピンク色の花が咲くとするサイトや画像がHITするが、花以外の詳細の掲 載がなく、同定には至らないまま数年が過ぎてしまった。いつもお世話になる掲示板『画像掲示板@植物園にようこそ』で、短毛 丸と花盛丸の見分け方についての訊ね花の回答に、最近は交配が進み、夜咲き品以外のものも作出され、桃色の花色のもの もあると言う事であった。また、見た目は両者良く似ているが毛が短いものは名の通り、短毛丸。毛が長ければ花盛丸にほぼ間 違いないと言う事であった。迷いながら同定に至ったが、今もって迷いながらの掲載である。また、俗に言う濃いボタン色の花を 咲かせているものもあったが、刺や花の形態はそっくりで、或いはこれも花盛丸か短毛丸などの交配種かもしれないが同定でき ていない。『園芸植物大事典 2 小学館』には花盛丸の解説はあるが、残念ながら画像が無いのでちょっと残念。 とてもポプュラーなサボテンらしいが同定できないとは哀しいかな!・・・・・。 |
*画像転載禁止*
残念ながらこのサイトは品種名の確定をしていない。 訂正することになるかもしれない。
*朝8時頃の撮影。右側に見える長い筒が写っているのは、 完全に萎れて下垂している白い花であった。* *刺の部分の拡大。棘の色は花盛丸の特徴に似ているが・・・。*
*午前8時半前後の撮影。花弁が少し縮かけているように見受けられる。* *花盛丸にするには刺の量が少なく長さも短く感じるが・・・。* *午前10時50分ごろの撮影。日中も咲いているということになる* *花は生き生きとして、縮んでいくような気配はない。* *奥に見えるのは仁王丸* *1ヶ月後の様子。沢山花芽を出している。* *親株の稜は11ある。* *刺の拡大。中棘、縁毛など棘の量が少なく感じる* *子吹きの拡大。稜が14こある・・・。* *子だけみると、短毛丸との見分けが全くつかない・・・・* |
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種別(さ) 科別(さ) FLORA HOME | Last update 08・10・26 | 広島県 |
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