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トラデスカンティア属の和名はムラサキツユクサ属。属名は名前に因む。属の詳細はムラサキツユクサに掲載。 オオムラサキツユクサは北アメリカ東部に分布する多年草。種名はバージニアの意味。茎は直立または匍匐し耐寒性がある。 ムラサキツユクサより大型で高さ50〜100センチ。葉は線状披針形。長さは30〜40センチ。花径は大きく2・5〜5センチ前後 で散形状に沢山付く。花色は紫が基本。紅色、白、など多数ある。萼片は緑色でいくらか膨らみ宿存する。葉状の苞がある。開 花は午前中のみ。花期は6〜10月頃まで。昭和初期に渡来したそうだ。ムラサキツユクサとは良く似ており混同されているそう だ。ムラサキツユクサの萼片は無毛か、先端に毛がある程度らしいが、なかなか見分けるのは難儀である。 トラデスカンティア・アンダーソニアナはオオムラサキツユクサやムラサキツユクサなどの交雑によって作られた園芸種である。オ オムラサキツユクサとして栽培されたり販売されているそうだ。草丈は高性のものとと矮性のものがあるそうだ。花色は白色のア ルバ。淡い紅色のロセア。赤紫色のルブラ。濃青色のアイシスなどがある。 出典・参考文献 ●『原色園芸植物図鑑 改訂版 V 宿根草編2 』 塚本洋太郎著 保育社 ●『園芸植物大事典 3 』 小学館 ☆花の詩メモ☆ ムラサキツユクサとの見分け方が良く判らない。どの程度花の大きさが違うのか、葉の大きさがどの程度違うか全く判らない。何 気に見てしまっていたか、或いはムラサキツユクサかオオムラサキツユクサの何れかの草本にしか、出合っていないと言う事も 有り得る。萼に有る毛の有無は、見分ける重要なポイントになりそうだが、これも難しい。今迄確かに大輪で花径4センチ程度の 草本を見た事はあるが。或いは、ムラサキツユクサを植えている人が少ないのかもしれない・・・とも思えるし本当に同定は難しい。 最近紅色や白、濃い青色などの≪トラディスカンチヤ・アンダーソニアナ≫と言う名前の品種が有り、お蔭でオオムラサキツユク サの中でも、益々区別が付かなくなる・・・。 凄く研究したHPを拝見した。子房の毛の向き。ただただ凄いと敬服する。05年の春には、これを参考に私も調べてみる。そうす れば、完全に分類できそうだ。と言いながら既に06年も余すところ2ヶ月となった。 |
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(2段)萼片がずいぶん大きく、先端がとがっているように見える ずいぶんと紫帯びている。アンダーソニアナとも違うようにも見える・・・。
左=白花アルバ ‘Alba’ 右=赤紫色ルブラ‘Rubra’ (2段)花弁、萼片ともに3個。雌蕊は1個。雄蕊は6個。花糸には毛が密生。 (3段)萼片には軟毛が見えるものと確認できないものが混じっているようだ。 萼片は特別紫帯びてはいないようである。 (4段)花糸も雌蕊も花色同様に紅色で奇麗である。 花糸の毛は数珠のようになっているのが確認できる。 (5段)苞葉。毛が目立つのには驚いた。 (6段)花弁は丸みがあるように思える。 (7段)萼片の軟毛。 (8段)花糸はムラサキツユクサ同様にジュズダマ状に並んでみえるが、 T列の細胞からできているそうだ。 (9段)直立性で高性種。 |
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種別(お) 科別(つ) FLORA HOME | Last up date 08・9・22 | 広島県 |
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