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ショウジョウソウはブラジル原産の一年草。草丈50〜60センチ。茎は直立性で上部が多少分枝する。葉はバイオリン形のものが多い。 長卵形で欠刻状のものもある。枝の先端に10〜13個の花群をつける見栄えは悪い。晩夏から秋にかけて、花群の基部の5〜6葉が 朱紅色に変色する。 ユーフォルビア属は和名トウダイグサ属。属名は人名に因む。1000種を超える大所帯のグループで乳管をもち、茎や葉の切り口から 乳液を出す。乳液はユーフォルビンというアルカロイドを含み有毒であるが、薬用になる場合もある。茎は刺をもつ多肉植物もある。トウ ダイグサ特有の椀状花序=杯状花序。花は5個の総苞片が合着した椀状の総苞の中にある。 ●雌雄同株の場合は、椀状花序の中央に1個の雌花とそれを取り囲んで多数の雄花がある。 ●雌雄異株の場合は、椀状花序内に雌株の場合には雌花1個。雄株の場合には多数の雄花がある。 ■雌花は基部に柄のある子房に退化した無花被。萼片も退化。花柱は3裂。柱頭は其々が2裂して6個に見える。 ■雄花も無花被で1個の雄蕊からなり、椀状花序には付属物として腺体が1〜5個ある。腺体の下にエプロンがあるものもある。 また椀状花序の下の苞が色づくポインセチア(ショウジョウボク)がある。果実は刮ハで各室に1個。 出典・参考図書 ●『原色園芸植物図鑑 改訂版 1 一二年草編』 塚本洋太郎著 保育社 ●『園芸植物大事典 5』 小学館 ●『山渓カラー名鑑 園芸植物』 山と渓谷社 ☆花の詩 メモ☆ ポインセチアに良く似ている。果実の生り方が面白い。一年草本だが会社の近くの畑には恐らくこぼれ種ではえて来たのであろうが、あち こちに生えていた。時には側溝のアスファルトの割れ目にはえている事がある。日陰に生えているものは発色があまり良くない。しかし、図 鑑等の花群についての解説はなかなか複雑で難しいが、画像を見ながら解説を読むと凄くわかり易く理解度も一目瞭然かな。 |
*画像転載禁止*
(2段)小さな蟻が腺体の中に入っている。 (3段)文章にすると説明が長々となってしまうが、面白い仕組みの椀状花序。 5個の総苞片が合着した椀状の総苞の中に花を生ずる。 左上端の小さい部分で分かるように 椀状花序の中央に1個の雌花とそれを取り囲んで多数の雄花がある。 雌花は基部に柄のある子房に退化している。先端で3裂する花柱がある。 蟻のいる花のように、花柱の先は3裂する花柱分枝の其々が2裂して柱頭になる。 萼片と花弁は退化した無花被。雄花も無花被で1個の雄蕊からなる。 椀状花序には付属物として口の様な腺体が1個ある。 上記文面も、画像と照合しながら見ると良くわかる。 (4段)果実は3心皮からなる3室の刮ハ。 熟すと果柄が立ちあがる。裂け目が見えている。 下部の子房の間にある小さな花から小さな子房が覗き始めている。 (5段)11月22日に撮影したもの (6段)花群の下の葉5〜6枚が朱紅色になり良く目立つ。 流石に花群は観賞価値はないのも頷けるが さほど見栄えが悪いとも思わない・・・。。 (7段)葉はバイオリンの様に括れた独特の形をしている。 |
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Last up date 08・9・28 | 広島県 |
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