ポインセチア
トウダイグサ科 トウダイグサ属
 和名 ショウジョウボク
 学名  Euphorbia pulcherrima Willd. ex Klotzsch
 異名Poinsettia pulcherrima (Willd. ex Klotzsch) R. C. Grah. 英名 Christmas flower 、Christmas star

ポインセチアは、トウダイグサ属の一種で色づいた苞に観賞価値がある、メキシコ、中米原産の常緑低木。属については
ショウジョウソウのサイトに詳細を掲載。和名はポインセチアまたはショウジョウボク。『園芸植物大事典 4 小学館』によ
ると、インディアンは苞の色を清純のシンボルとしていたそうである。他に赤紫色の染料を採り出して使用し、樹液を解熱
剤として利用していたと伝えられるとある。ポインセチアの名は人名に因む。日本には明治中期に渡来。12月頃苞が緋赤
に着色するのでクリスマスの花として使用されるようになったそうだ。ポインセチアは短日性植物であるが、其の特性を利用
して10月頃開花させるようになったそうである。温室での栽培は多年生となるそうだ。分枝しながら生育し、5メートル以上
に生長するそうである。日照を好み寒さには弱く霜に当たると枯れ死する。

ポインセチアの葉柄は、長さ3〜4センチ。葉は卵形または楕円形で先は尖り長さは10〜15センチになる。葉縁は欠刻状
の鋸歯がある物が多いが、園芸品種によって異なるそうだ。葉は互生し葉の両面はほとんど無毛。枝先では節がつまり輪
生状になり着色する。園芸品種は苞の幅が大きくて厚く、全縁、欠刻状、斑入等あり、色も冴えて一段と美しい物が多い。
茎や葉の切り口からは属の特徴である、乳白色の樹液が出る。花は椀状花序、茎の頂部に15〜25花序がつく。花枝は
3分枝しながら発達するそうで、生育の旺盛な枝は花序数が多くなる。椀状花序の径7ミリ、緑色のつぼ型の総苞に包まれ
花被は無く、総苞の中には1個の雌花があり、成熟すると子房柄を伸ばして柱頭が3裂。雌花の周辺に雄花が5〜6個ある。
雄花の方が早く上部に抽出する。花序には総苞の横に大きな蜜腺がある。綺麗な苞の園芸品種が沢山あるようだ。


出典・参考文献
●『園芸植物大事典 4 』 小学館
●『原色園芸植物大図鑑』 北隆館




☆花の詩メモ☆

画像のポインセチアは、たまたまカメラ行脚中に見ず知らずの農家の奥さんから、内に綺麗な花があるからと誘われて撮影
させてもらった。目を見張るほど鮮やかで綺麗であった。其の後その場所を通りがかるといつも戸外に置いてあったが、やは
り枯らしてしまったそうである・・・・。私も一度だけごく一般的に売られている苞の赤いポインセチアを購入したことがあったが、
室内で水のやり過ぎで枯らしてしまった。もう数十年も昔のことである。


*画像転載禁止*



ポインセチア‘ソノーラ・ホワイトシングル’=03・12・3
*下の緑の葉の縁は大きな欠刻状の大きな鋸歯があるのがみえる。*






(2段)大きな苞の先端はとがっている。
真っ赤に白色の斑が特に目を引いて華やかであった。
ポインセチア‘ソノーラ・ホワイトシングル’=03・12・3

(3段)花はトウダイグサ独特で地味で目立たない・・・・。
雄蕊が抽出している。右上の花序のように黄色でコロンと飛び出ている部分が蜜腺。

ポインセチア‘ソノーラ・ホワイトシングル’=03・12・3
種別(ほ)  科別(と) FLORA  HOME last up date 08・11・14 広島県



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