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フユアオイは、東アジア原産の帰化植物。本州以西に帰化している二年草または多年草。海岸の草地や人家付近、畑の近くに生える。 葉は円く、中ほどまで5〜7裂する。茎は直立し高さは60〜100センチになり全株に粗毛がある。葉には長柄があり心臓形〜腎円形、 掌状に浅く5〜7裂する。裂片は半円形〜三角形状で、葉縁の鋸歯は鈍く尖基部は浅い心臓形で両面には疎らに毛がある。花期は8 〜10月。葉柄の基部に小さな花が固まって咲く。花は白地に紫色の縁取りがあるか、淡い紅色の小さな花をつける。短い花柄の先に 淡紅色の5弁花で倒心臓形、長さは5〜8ミリで萼のほぼ2倍の長さがある。雄蕊は10個、花糸の基部は合着し、1個の雌蕊を取り巻 いている。小苞は卵形。萼は深く5裂し萼片は6〜10ミリ。果時には著しく膨らんで果実を包む。 果実は扁平で8個の分果が輪状に並 んでいる。分果の背面には網目状の脈はないが背面や側面に脈がある。種子は無毛で2ミリ程。冬に青々としている葉を、食用にした そうである。小苞は披針形〜狭披針形とする図鑑もある。 和名のフユアオイの由来は年中青々としているので冬葵の名があるとある。平安時代の『延喜式』(701)に栽培していたことが記され ている事から渡来は相当古いと考えられるそうだ。『本草図譜』(1828)には『かんあおい』のなで図説があるそうだ。昔から葵とよんで いるのは本種のことであり、暖地では冬でも葉が残り別名をカンアオイともいう。 フユアオイの種子は冬葵子(とうきし)といい、緩下、利尿、解毒、催乳薬などに用いるのがが正しいそうだが、市場で販売されている冬 葵子はフユアオイの種子ではなく、イチビ[Abutili semen]けい麻子(けいまし)またはけい実(けいじつ)が用いられているそうだ。用途 は元来異なっているそうである。なんだか・・・怖い気がする。フユアオイの葉は冬葵薬(とうきょう) といい、肺炎の咳そう、熱性下痢、黄 疸などに用いられる様だ。根は冬葵根(とうきこん)といい、喉が乾き多尿、解毒、去風薬として各種のよう腫、中耳炎などに用いられるら しいが、フユアオイはほぼ一年中開花結実を続けるため、随時収穫できるそうだ。 出典・参考文献 ●『神奈川県植物誌 2001』 神奈川県立生命の星・地球博物館 ●『日本の帰化植物 』 清水建美著 平凡社 ●『園芸植物大事典 3 』 小学館 ●『原色日本薬用植物図鑑 全改訂新版 』 木村康一、 木村孟淳 共著 保育社 ☆花の詩メモ☆ フユアオイの変種にオカノリがある。オカノリの葉が茂っていない草体は区別に難儀をする・・・・。小さな花壇に植えてあった。草丈は60 センチ前後で直立していた。葉はオカノリの様に密についていなかった。撮影当初は葉の観察もできておらず、オカノリとの違いなどを図 鑑やNETで調べてみた。草姿からフユアオイとしたが、果実等の観察もできていない点などから、同定に不安が残る・・・・・。 |
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![]() (2段)花はTセンチにも満たない小さなもの。 花弁の先端が淡い桃色帯び愛らしい花であった。 ![]() (3だん)花弁は5個。計測していないが長さは5〜8ミリ程度らしい。 萼のほぼ2倍の長さがある。萼の外側に小苞が見えている。 小さな丸い花粉が多数落ちている。 ![]() (4段)全体の画像がないが茎は直立している。 葉腋の基部に小さな花が固まってついている。 ![]() (5段)葉の画像もないが、掌状に浅く5〜7裂している。 ![]() |
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