|
|||||||||||
|
|||||||||||
|
|||||||||||
ロベリア(ローベリア)属の和名はミゾカクシ属。属名はフランドルの植物学者でローベルの名に因むそうだ。ミゾカクシ属は主に熱帯から 熱帯下部に200種が分布するそうである。日本にはミゾカクシ[L. chinensis Lour.] 、サワギキョウ[L. sessilifolia Lamb.] など3種 が自生している。一年草、二年草、多年草、または低木、時に高木状になる。葉は単葉で互生。花は葉腋に単生するか頂生の総状花序 につく。また、花柄が捩じれて花は上下さかさまに開く。萼筒は子房に合着し先は5片。花冠は普通左右相称で上下2唇に分かれる。上 唇は2裂、下唇は3裂する。雄蕊は5個で花冠に合着せず、筒状になって花柱を囲む。葯の先には毛がある。雌蕊の柱頭は2裂する。果 実は刮ハ。ロベリア属には丈の高くなるものと低いものがあり、前者は花壇に用いられ後者は釣りばちに向いている。 カルディナリスの和名はベニバナサワギキョウ。北アメリカ中東部のカナダ南部からテキサスにかけて分布する無毛の多年草。茎の多く は赤味を帯びている。高さは60〜90センチ程になり。葉は披針形。花は偏側生の総状花序につき苞がある。花序の長さは30センチ 程になる。花冠は長さ4センチ程度で緋赤色をしている。白色花もある。開花期は7〜9月。園芸種に ‘クイーン・ヴィクトリア’がある。 出典・参考文献 ●『園芸植物大事典 5 小学館 ☆花の詩メモ☆ 緋赤色のベニバナサワギキョウは、カメラ行脚中に裏庭に植えてあるお宅のものを垣根越しに撮影させてもらった。デジカメでの撮影で、 望遠レンズ使用ではないので画像からでは詳細が分からないが、葉の形から同定は出来た。『園芸植物大事典 5』に掲載されている 良く似たスプレンデンス[L. splendens Willd. 異名 L. fulgens Hemsl.] はメキシコ原産の半耐寒性の多年草で花色は緋赤色。まだ、 見たことはないが軟毛があり、葉は線状披針形で、花は2・5センチ程度らしく区別は容易に出来そうである。03年に、ベニバナサワギ キョウの園芸種である‘クイーン・ヴィクトリア’[L. cardinalis x L. fulgens ‘Oueen Victoria’] を、空地だが駐車場にしている片隅に 植えてあるのを見た事がある。タグも付けてあった。当時は無毛で花以外全体が褐色帯てチョコレート色の印象であった。画像を見ると、 少し毛が確認できる。葉には光沢がある様に見えた。画像が劣化し不鮮明であるが参考までに掲載しておくことにする。学名から見て交 配親は上記のスプレンデンス。軟毛のあるものもあるだろう。ジェラーディー[L. x gerardii Chabanne et Goujon ex Sauv.] も加わ り同定は結構難しくなりそうだ・・・・。 |
*画像転載禁止*
(2段)花冠は4センチ前後と大きい。 撮影した当時は、蕊や苞の観察は全くしていなかった・・・・。 (3段)画像が不鮮明ではあるが、葉の様子はよくわかる。 葉幅は割と広めである。茎は赤味を帯びている。 軟毛の有無は確認できなかったが、葉の様子から同定。
(1段左)花冠は目が覚めるような緋赤色。 (1段中)この株は全体に無毛であった。花柄の基部に苞が見える。 (1段右)茎は赤褐色、葉も赤褐色帯びて艶を感じた。 (2段)茎は無毛と思っていたが、僅かに毛がみえる・・・。 葉も線形に近い。どちらかというとスプレンデンスのように見えるが・・・・。 種苗会社のエブには‘クイーン・ヴィクトリア’とあった・・・・。 片親のスプレンデンスの血が濃い株かもしれない・・・・。 |
|||
種別(へ) 種別(ろ) 科別(き) FLORA HOME | Last update 08・12・20 | 広島県 |
Copyright (c) 2004-2008 hananouta All Rights Reserved