ヒペリカム・ヒドコート
オトギリソウ科 オトギリソウ属
 
学名 Hypericum patulum cv. Hidcote 
ヒペリカム・ヒドコートは常緑低木。キンシバイの園芸種だそうである。

彼方此方で良く見かける。畑の一角に植えてあるものは、何時見て
も高さは1メートルも無い様に見える。
花は6〜7月頃に最盛期のようだが、06年12月初旬でもちらほらと
咲かせている。気候の温暖な日が続いたせいだろうか?

5弁花は直径6〜7センチ程で、花弁の縁が小刻みに千切れた様に
見える。5心皮、花柱は5個。雄蘂は5束になり、1束50〜60本程
ある。雄蘂は花弁の半分ほどの長さである。

葉は卵状楕円形で5センチ程度。平面に並んでいる様にも見えるが
十字対生になっている。
良く似たものには、小型の花を咲かせるヒペリカム・アンドロサエマム
や雄蘂にインパクトの有るヒペリカム・カリキナム、他にビヨウヤナギ
等が有る。


06・12・9
今までキンシバイ 学名 H. patulum と混同していた。キンシバイ
の花は大きさが3センチ程度と小さく、葉は枝に平面に並ぶそうであ
る。キンシバイとして編集中に葉を掲載する段になって、十字対生に
なっている事に気付き訂正した。結局、キンシバイは未だ見ていない
事になる。


*画像転載禁止*


ヒペリカム・ヒドコート=06・6・8





(2段)花径は6〜7センチ。結構大きい。
花弁野先端は裂いて千切れた様になっている。

ヒペリカム・ヒドコート=04・5・25

(3段)花柱は基部から離生している。膨らんでいるのは子房。
雄蘂は250〜300ある。
5束になり1束に50〜60本がある。

ヒペリカム・ヒドコート=06・6・8

(4段)萼は5裂。蕾は1枝に2〜3個頂生する。
ヒペリカム・ヒドコート=04・5・25

(5段)果実が沢山出来ているが、
この後の観察は出来ていない・・・・。
手前の花は御椀の様に見えキンシバイに見えるが
蘂が短い点で区別できる。

ヒペリカム・ヒドコート=04・6・20

(6段)葉表。卵型楕円形で葉縁は全縁で無毛。
長さは4〜5センチ。
ヒペリカム・ヒドコート=06・6・8

(7段)葉裏は淡い緑色で。
点々が見えるのは腺点だそうである。
短い葉柄があり茎を抱いているようだ。

ヒペリカム・ヒドコート=06・6・8

(8段)葉はキンシバイの様に枝に並ばず、
十字対生になっている。

ヒペリカム・ヒドコート=04・5・25
(ひ)  FLORA  HOME Last up date 06・12・9 06・6・8


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