ルリチョウソウ
キキョウ科 ミゾカクシ属
 別名 ルリミゾカクシ
学名 Lobelia erinus L.
 英名 Edging Loberia

ローベリア(ロベリア)属の和名はミゾカクシ属。ミゾカクシ属についての詳細は ベニバナサワギキョウ [L. cardinalis L.] のサイトに記載。
エリヌスの和名はルリチョウソウ。南アフリカ原産の宿根草であるが、園芸的には秋まき一年草として扱われている。草丈は10〜25センチ程
で、茎は細く匍匐し多数分枝するが、地を這って根付くものもあるそうだ。葉は基部では長楕円形〜倒披針形であるが、茎頂部では線形で極
めて細くなる。花は径1・3〜1・8センチ程度で多数総状花序につく。上唇2個は小さく立ち上がり、下唇3個は大きく広がって蝶の形に似る。
ところから和名の由来となっているようだ。花色は青、青紫、紺青、赤紫、白、その他花冠喉部に白色の目が入るもの等がある。園芸種のうち
■Compacta系=矮性で高さ10〜15センチ、葉が隠れるほど花がつく。
■Pendula系=匍匐性で枝が広がり鉢植えには適さない。
良く似たリチャドソニー[L. richardsonii ]もルリチョウソウのもとに扱われる事もあるそうである。


出典・参考文献
●『原色図譜 園芸植物] 浅山英一著 平凡社
『園芸植物大事典 5 』 小学館



☆花の詩メモ☆


株全体がマット状に生長すると、基部の葉の様子が分かり難いが、密に茂ると花の咲く前の状態でも葉の様子が解り易い。長楕円形〜倒披針
形の葉には鋸歯がある。良く似たリチャードソニーの葉は丸みがあり区別できるが、花での比較はよく似たものがありなかなか難しい気がする。
花柄はどれぐらいの長さか観察していない。葯についても全く観察していない・・・・。葯には毛があるそうだが、灰色の部分は確かに毛状である。



*画像転載禁止*




ルリチョウソウ=04・4・25

ルリチョウソウ=04・4・25






(3段)立性、匍匐性ともに特徴は共通。花冠は左右相称で上下2唇に分かれている。
上唇は2裂、下唇は3裂。雄蕊は5個、花冠は合着せず筒状になって
花柱を囲んでいる。柱頭は2裂。葯はグレーの部分。葯の先には毛があるそうだ。

ルリチョウソウ=04・4・25




●不明
ロベリア・リチャードソニーに似るが、葉が全く異なる。ロベリア・バリダとも喉部の色が異なる。ルリチョウソウ
の一種と思えるが不明。残念なことにこの花が一つだけ咲いていたのでブロッチを比較できない。同一株では
それほど違いはないとは思うが。


ルリチョウソウ=04・4・8
*長楕円形〜倒披針形の葉は共通。匍匐性と共通。





(2段)萼筒の部分が撮影できていないが子房に合着し
先端が5裂している。立性、匍匐性とも共通。
萼片はリチャードソニーほど線形ではない。
花の喉部に白い目のあるタイプ。

ルリチョウソウ=04・4・8
種別(る)  科別(き)  FLORA  HOME Last update 08・12・17 広島県



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