ガザニア・スプレンデンス
キク科 クンショウギク属
 和名 クンショウギク
学名  Gazania x splendens Hort.

ガザニア属、品種などについては≪ガザニア・ウニフロラ≫≪ガザニア・リゲンス≫に掲載。ガザニア属は、南アフリカに分布する宿根草。通
常は半耐寒性多年草で、宿根草として栽培されるのが普通であるが、日本では改良種は一年草として扱われ、種子から播いて栽培される。
種子を販売している物は [G.
x splendens Hort.] の学名によって、全くの園芸種だそうだ。ガザニアの花の多くは大きく舌状花は不稔。
痩果には毛があり冠毛は2列につく。葉は基部に叢生か疎らにつき、葉の形は同一株でも変化する。

クンショウギクの和名は、以前は[G. linearis (Thunb.) Druce  異名
G. longiscapa D. C.] のみを指していたそうである。
 スプレンデンス [G. splendens Hort.]=輝いたの意味。旺盛に生育する交雑種でまったくの園芸種。花径は7〜8センチ。多花性。葉は
線状ヘラ形で表は緑色、裏面は白色。一重から八重、細い花弁から広い花弁等が作られたそうだ。別にガザニア・スプレンデンスの変種とし
て色々ある。グランディフロラ=大輪、セレクタ=大輪で花径10センチ以上ある。バリエガタ=葉縁に斑が入る。スプレンデンスは、パヴォニ
ア[
G. pavonia R. Br.] とリゲンス[G. rigens R. Br.] の交雑種に更に[リネアリス] や [ウニフロラ]、[ニヴェア]等が交配されて花も大きく
なり、巨大輪や1代交配種等が作られたそうだ。色も赤、黄、白等がある。舌状科の基部が緑色や、漆黒の斑紋が有り綺麗である。生育旺盛
で草丈は20〜30センチ。花径は5〜10センチ。開花は春から夏。


出典・参考文献
●『原色図譜 園芸植物 』 浅山英一著 平凡社
●『園芸植物大事典 1』 小学館
●『原色園芸植物図鑑 T 一・二年草編』 塚本洋太郎著 保育社
●『原色園芸植物図鑑 U 宿根草編 1』 塚本洋太郎著 保育社
●『山渓カラー名鑑 園芸植物』 山と渓谷社




☆花の詩・メモ☆

『[園芸植物大事典』では、リゲンスの異名スプレンデンスとあり、『原色園芸植物図鑑』では別種扱いで掲載されているが、NET検索ではスプレ
ンデンスの名は殆ど検索できない。園芸種は[
rigens ]の学名になっているものばかり検索されるようである。ガザニアの色々な品種に出合っ
ているが、品種の特定を殆ど出来ない・・・・。羽状深裂し、白い綿毛に覆われ黄色の頭花で基部に褐色の斑点があり、萼片は先端が鋭利に尖
り縁に歯牙が並び、葉縁にも歯牙がある草本があるが、品種は不明。又、葉は羽状深裂と単葉がまじり、表に白い綿毛は無いと思える。花は
舌状化に刷毛模様と基部には斑点があり、斑点の中に白い目がある。萼片には歯牙がある。これらは園芸種なのか、パボニアになるのか全く
区別が出来ないが、園芸種の当サイトに掲載しておくことにする。



*画像転載禁止*



以下に掲載しているガザニア全て、総苞片に鋸歯があり先端は尖っている。葉縁にも細かい
歯牙がある。但し、図鑑に [
G. splendens] の特徴として掲載がある訳ではない。


●園芸品種名不明









●園芸品種名不明。花径は10センチ以上と大きい。












●品種名不明・・・・[ G. splendens] か否か実は不明。

『山渓カラー名鑑 園芸植物』には [G. rigens ] として掲載されているがこの品種の特徴は記載がなく特定し
難いと思えた。
『園芸植物大事典 小学館』にある [ G. rigens] の特徴とは少し異なるのではと思えた。葉の
特徴は [G. pavonia ] に似ていると思えたが、画像の掲載がなく特定できない。これらを親にした園芸種とおも
える。ただしこれは私見である・・・・。













品種名不明・・・・[ G. splendens] か否か実は不明。開花した花をみていない。













●品種名不明・・・・[ G. splendens] か否か、実のところ不明。

手持ちの図鑑からは、探し当てられない。NET検索も試みたがやはり探し当てられない。栽培している知人は
宿根ガザニアとして購入したそうで、このサイトに掲載するのは間違いではと思えるが、総苞片や葉縁の特徴
などから、このサイトに間借りしている。











種別(か) 科別(き) FLORA  HOME Last update 09・3・29 広島県



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