タチゲキツネノボタン
キンポウゲ科 キンポウゲ属
 
学名(仮称) Ranuncalus silerifolius H. Lev var. hirusutus, nom. prov.

『神奈川県植物誌 2001』
によると、茎の毛が開出し密生する特徴以外はキツネノボタンと変わらないとある。茎だけ見るとケキツネノボタン
見える。茎に毛が多く山間湿地に生える性質に注目すればヤマキツネノボタンに属する事になるが、毛の開出を重視して分けたとある。


出典・参考文献
●『神奈川県植物誌 2001』 神奈川県立生命の星・地球博物館




☆花の詩・メモ☆


撮影したころはキツネノボタンという名前以外は全く知らなかった事はヤエザキキツネノボタンなどにも掲載している通りで、ま、学名などから見
れば広義のキツネノボタンで間違いはないのだろうが・・・。柱頭をきっちり観察しておけばその違いは分かる。ケキツネノボタンと区別するのは
痩果以外にない。キツネノボタン同様に柱頭の先が鈎状に曲がっている。キツネノボタンの毛が特に多いタイプとしてもよかったのだが、
『神奈
川県植物誌 2001』
に倣いまた、自分でもその違いをはっきりと認識づけるためにも分けて掲載した次第である。撮影した当初は先にも述べ
たとおりキツネノボタンのつもりで撮影しており、頭花についての撮影はしていないのが一寸残念だ。このサイトを仕上げる09年4月19日にな
って気づいたので、流石に過去には遡れない。


*画像転載禁止*



タチゲキツネノボタン=撮影07・4・17







(2段左)萼片の様子。長い毛におおわれている所はケキツネノボタンと全く同じである。
(2段右)柱頭の先が曲がっている点が、タチゲキツネノボタンとした唯一の区別点だった。

タチゲキツネノボタン=撮影07・4・17




(3段)茎の目立つ毛はケキツネノボタンと全く変わらない。開花前の株であれば同定不可。
タチゲキツネノボタン=撮影07・4・17

(4段)3出複葉、さらに小葉は2〜3裂している。キツネノボタンから見ると、可也狭く尖った葉をしている。
しかし、ケキツネのボタンとは見分けがつかない。

タチゲキツネノボタン=撮影07・4・17

(5段)葉軸などには毛が目立るが、残念ながら葉裏の毛の観察はしていなかった
しかし、画像からも葉裏の毛が写りこんでいる。やはりケキツネノボタンとの区別は無理。

タチゲキツネノボタン=撮影07・4・17

(6段)全体の葉や蕾の様子がくみ取れるが、ケキツネノボタンとの区別は全くできない。
タチゲキツネノボタン=撮影07・4・17
種別(た)  科別(き)  FLORA  HOME Last update 09・4・19 広島県


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